三日坊主で終わらず、何とか徒歩での通勤は続いています。
通勤路の桜は一部を残してすっかり散ってしまいましたが、代わりにこの時期、たくさんの花々が咲き始めました。桜のように頭上にではなく、ほとんどは足下に咲く小さな花たちです。
こちらは園芸品種でムスカリの1種。鮮やかな青紫色が目を惹きます。北海道にあると一見ラベンダーと勘違いしてしまいそうです。花壇だけでなく、そこから分布を広げて河川敷などでもちょくちょく見かけます。
こちらもこの時期よく見かけるオオバナノエンレイソウ。白くて大きくて、数がまとまって咲いているとものすごく目立ちます。
花が小さくて赤っぽい、エンレイソウも時々見つかります。
スミレの仲間も、この時期小さくて可憐な花を付けています。
でも、種類も多くよく似ているので、勉強不足でまだ種名がよく分かりません。
小さくて目立ちませんが、フデリンドウや
レンプクソウなどもとてもかわいい花です。
あまり花っぽくないルイヨウボタンや
じっくり見るとちょっと背中がむずがゆくなってきそうなマルバネコノメソウ?
エゾエンゴサクによく似たムラサキケマンなども見かけました。
ちょっと変わったところでは、“ベニスズラン”の別名を持つベニバナイチヤクソウも咲いていました。
黄色くて目立つのは、やはりセイヨウタンポポでしょうか。
アメリカからやってきて、今やタンポポといえばこの種が圧倒的に多いようですが、もともと日本にいたタンポポも、ごくたまに見かけます。
こちらは在来のエゾタンポポでしょうか。矢印の先にある“総苞片”が上に向いています。
セイヨウタンポポはというと
“総苞片”が反り返っているのが分かるでしょうか。ここで見分けることが出来るらしいです。
ずらずらと、撮影した花の写真を並べてきましたが、最後にこちら。
黄色い花はクサノオウです。ちょっと可哀想ですが、茎の先を少し折ってみると
黄色い乳液が出てきました。この液には有毒なアルカロイド成分が含まれているらしく、皮膚に触れると炎症を起こすこともあるらしいです。以前知らずに触ってしまったことがありましたが、幸い私は大丈夫でした。帰ってから図鑑を見て、ビックリした次第です。
薬草としても使われていたらしく、黄色い液から「草の黄」、または薬草の王様で「草の王」など名の由来には諸説あるとか。
色々名前も出してきましたが、専門外なので、もし間違っていたらすみません。
でも、このように道端の小さな花も、実に多種多様です。こういうのにいちいち引っかかるので、なかなかふるさと館にたどり着けないんですよね。
これからさらに暖かくなると、ますます楽しい観察ができそうですが、通勤時間もどんどん長くなりそうです。少し自重するか、出勤時間を早めなければいけないですね。
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔|
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