サケふるでは毎日午後3時から、大水槽の魚たちにエサをやる様子を、来館してくださった
皆さまに、解説付きでご覧いただいています。解説はスタッフが持ち回りで行っているので
すが、昨日ついに新人のタッチャンが解説デビューを果たしました。
始まる前に「大丈夫?」と聞くと
「まったく問題ないっす。トレーニングもばっちりです。」という頼もしい返事。

水槽の前に立っても、背筋も伸びてなかなか決まっています。
挨拶の声も大きく、言うだけのことはあり上手に始まりました・・・・・が、
おや、魚の説明あたりから少々話がふらふらと怪しげになってきました。

それでも最後まで、なんとか声の大きさだけは維持して解説しきったタッチャン。
お客様には「分かりやすくて、なかなか良かったよ」と、温かいお言葉を頂戴しま
したが、本人曰く「頭の中、真っ白になっちゃいました。」
自信は十分だったのですが、いざお客様の前に出たらやはり緊張して、頭の回転が
喋るスピードに追いついてこなかったようです。
でも、初めてにしては上出来上出来。あとは経験を積めば、きっと立派に解説できる
ようになるでしょう。
などといいつつ、実はこのタッチャンの解説中、バックヤードではちょっとしたアク
シデントが起きていたのでした。
さて、タッチャンデビューの晴れ舞台に、エサをやる担当をしたのが私チトセアメで
した。タッチャンが困らないよう、なるべく全ての動作をスムースに、つつがなくと
思っていたのですが、そういう時に限ってハプニングは起きるものです。
エサやりの最初は、皆さまのできるだけ近くで魚がエサを食べるところをご覧いただ
けるよう、水深5mの大水槽にエサの入ったくす玉を入れ、割れると中からエサが出る
という仕掛けになっています。
くす玉を入れきちんと割れて、するするとくす玉を引き上げ水面から持ち上げようと
したその時、
「バキッ!!!」
突然くす玉をつけていた棒が折れ、くす玉は再び水の中に。
慌てて水中に沈むのだけは防ぎましたが、しばらく水面でくす玉がちゃぷちゃぷしている
事態になってしまいました。さぞタッチャンは慌てているに違いないと、急いで折れたと
ころを握って何とか引き上げ、エサの続きをやってすぐに水槽前に駆けつけました。
しかし、緊張しきっていたタッチャンは、くす玉が再び落ちてきたことには全く気付かな
かったらしく、お客様もどなたも気がつかなかったとのこと。その後も何事もないかのよう
に解説は進み、それで前述の温かいお褒めのお言葉につながった訳です。
折れたくす玉はこんな感じです。

応急処置はしたつもりが、報告によると今日も折れたとか・・・。
タッチャンがさらに補強し「もう絶対大丈夫です!」と、またもやデビュー前と同じくらい
自信たっぷりの言葉がありましたが、果たしてその結果は。
明日のエサやりの時間を、楽しみにお待ち下さい。
posted by チトセアメ at 22:15| 北海道 ☁|
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ちょっと裏話
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