2014年04月15日

侵入者の正体 !?

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以前もちょっとご紹介しましたが、千歳サケのふるさと館には、車で10分ほど離れたところに別棟の飼育棟があります。ここで稚魚や採卵用の親魚などを飼育しているのですが、常駐するスタッフがいるわけではなく、当番制でほぼ毎日通って魚たちの世話をしています。

スタッフ不在の間は機械警備で24時間状況をモニタし、異常が起きれば電話で連絡がくるシステムになっています。しかしこのところ頻繁に侵入警報が発報するようになり、行ってみると確かに侵入警報のランプが点灯しているものの、何も異常がないという状況が続いていました。

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日中だけならまだしも、早朝や時に深夜も警報が出てその度に電話で起こされるため、あまり続くとこちらも参ってしまいます。何とか原因をつきとめようと、じっくりと室内を確認することにしました。


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しばらくすると、窓の近くで何か小さなものが動くのが目に入りました。
近づいてみるとそこにいたのは・・・

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先日、このブログでご紹介したヒオドシチョウでした。とりあえず、窓を開けてやると羽を広げて飛び立っていきました。

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しかし、こんな小さなチョウ1頭で警報が出るものでしょうか?
もう少し探してみると、いやはや驚いたことにヒオドシチョウは、1頭どころではなく次々に見つかりました。成虫越冬のこのチョウ、冬を越すために飼育棟のすき間に潜り込み、暖かくなってきたので飛び回るようになって警報にひっかかったのかもしれません。

疑わしきは何とやらと言いますし、まだ寒い中、少しかわいそうな気もしましたが、一応見つけたチョウは全て外に放しました。帰りがけに飼育棟の外を見ると。

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屋根と建屋のつなぎのあたりにとまるヒオドシチョウを発見。やっぱり外が寒くて、中に戻りたいのでしょうか。

その後、警報は今のところ出ていませんので、原因はチョウの線が色濃くなってきましたが、でも、夜中にも警報が出ていたのもチョウのせい?

もう少し、様子を見る必要がありそうです。









ラベル:陸生昆虫
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月28日

ホッキョクグマのお引っ越し

といっても、今月初めにニュースになった円山動物園さんのホッキョクグマ「ポロロ」と「マルル」のお話しではありません。サケふるのホッキョクグマさんのお話しです。

そんなのいたっけ?と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、サケふるのホッキョクグマといえばこちら。

ホッキョクグマの剥製



千歳市に姉妹都市のアンカレッジ市から、友好の証として1992年7月に贈られた大迫力のホッキョクグマの剥製です。当初は新千歳空港の国際線ロビーにあったのですが、空港の改修に伴い2006年3月にサケふるにやってきました。


立った状態で高さおよそ2m60p。受付のKさんが並んでみてもこの通り。

ホッキョクグマの剥製とKさん



記念撮影のスポットとしても人気はありましたが、この度、諸々の事情によりお引っ越しすることになりました。これだけの巨大な剥製、どのようにして動かしたのか。閉館後の夜の作業を少しご紹介します。


まずは、作業をされる皆さんが段取りの確認です。

打ち合わせ中



作業しやすいよう、最初にケースごと前に引っ張り出します。底以外全面ガラス張りなので、重量は相当なものです。

移動する場所にシートを敷き

作業開始



ケースの下に板を噛ませて、コロとなる短い鉄筋を並べて移動させていきます。

コロで移動



後ろ側に作業するための十分なスペースが出来ました。

初期移動完了




次は背中側のガラスを外し、中に入って足下にある作り物の雪をきれいにかき集めます。

ガラス外し雪掃除きれいになった足下

そして、ついにガラスケースからホッキョクグマさんが解き放たれました。

引き出されたホッキョクグマ引き出されたホッキョクグマ


こうして直に見ると、やはり迫力が違います。

ホッキョクグマの剥製とKさん



ここまでくればもう一息。特製の担架にクマさんを横にして乗せます。

まずは横に向けてゆっくり倒します



そしてしっかりと固定し、梱包します。

横になったホッキョクグマ紐で固定し緩衝材を巻き付けます


剥製自体は意外に軽く、大人2〜3人で運べそうなくらいでしたが、慎重にサケふるの出口から運び出します。

ゆっくりと運びます最初の自動扉を抜けましたいよいよ外へ


トラックに積み込まれ、まずは引っ越し先にホッキョクグマさんだけ先に運んでいきます。

トラック積込み



さて、館内では引き続きケース運搬の準備が進みます。残ったガラスを全て外し、木枠の回りにシートを巻いていきます。

最後のガラスを外し木枠を倒して床面を梱包木枠の上面を梱包


最後はホッキョクグマを下ろして帰ってきたトラックに木枠を積み込み、作業完了です。

4人で運び出しトラックへ


この間、およそ2時間弱。さすが、プロのお仕事。丁寧且つ迅速でとても参考になりました。まだこの後、作業をされる皆さんは引っ越し先で設置作業をこなすのですから大変です。


ところで、ホッキョクグマさんのお引っ越し先はどこかといえば

市役所市民ロビー



千歳市役所の市民ロビー、螺旋階段を上った先の中2階です。ただでさえ大きなホッキョクグマが上から見下ろす姿は、見事に元に戻ってというより、以前にも増して迫力を感じました。

娘とホッキョクグマ



千歳市役所に行かれた際は、ぜひ会いに行ってあげてください。


posted by チトセアメ at 20:10| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月15日

お目々パッチリ!

サケふるではサケの仲間を中心に、色々な魚を採卵しています。
ほとんどの卵は既にふ化しましたが、冷たい水の中、まだバックヤードでふ化の時を待っている卵があります。


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砂の上にある、小さな白い粒が卵です。よく見ると、卵の中に2つの光った部分がありますが、これが目です。実際の卵の大きさは、直径1oほどしかありません。少し拡大してみましょう。

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この卵、実はシシャモの卵です。
昨年11月に産卵したものですが、ようやく眼ができて、卵の中で時々ぴくぴくと動くようになりました。


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予定では、今月下旬にはふ化するはずです。
順調に育つようでしたら、メンテナンス休館後の3月1日の春季オープンに展示も考えていますので、お楽しみに。



posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年02月03日

ウィンター抽選会開催中!

今日は節分。季節の変わり目にふさわしく、暖かな陽気になりました。
でも、このところの激しい気候の変化同様、明日は一転して厳しい冷え込みとなるようです。
恐らく道路はスケートリンク状態。運転も歩行も十分気をつけましょう。

さて、ふるさと館では毎年この時期恒例の、年間パスポート会員様限定、ウィンター抽選会を開催中です。

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ここだけの話しですが、抽選に立ち会っているスタッフによって、どうも上位景品が当たる確率に、かなり差があるようです。何と言っても福の神はA館長。事務所で「またか!」という声が上がるくらい、A館長が付いている間は当選の鐘の音がひっきり無しに聞こえてきます。

そして、新たに女神になりそうなのが受付のK嬢です。今日はさすがに平日でお客様も少なかったのですが、その状況でもコンスタントに上位景品を出し続けていました。

ちなみに、今日はJ記者も取材方々抽選に挑戦。見事?、赤玉の8等賞を獲得しK嬢から手渡されていました。

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1等景品の「支笏湖・水の謌日帰り入浴・お食事券」をはじめ、今回もたくさんの景品をご用意しております。
2月9日までの開催で、まだまだ1〜3等もいっぱい残っています。
景品等についての詳細は、こちらもご参照ください。
多くの皆さまのご参加をお待ちしております。


posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月19日

厳寒の雪像作り

このところの千歳は、毎日ものすごく冷え込んでいます。昨日も早朝は-20℃。
千歳川には濃い川霧が立ちこめていました。

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河畔の木々に付いた霧が凍り付き、真っ白になった枝が見事な氷の造形を作っています。

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ふるさと館の非常口の窓も、内側に付いた結露がきれいな氷の結晶となっていました。

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こんな極寒の中ですが、先日のブログでも少し紹介があった通り、ふるさと館の前ではスタッフによる手作りの雪像が次々と完成しています。

今年の私の作品は・・・・・。製作過程をちょっとご紹介。
まずはコンパネで作った枠の中に雪を詰めて作った、土台となる大きな雪の直方体(スタッフの間では「豆腐」と呼んでいます)から形を削り出していきます。

娘にも手伝ってもらいました。

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側面にラインを付けて、それを目安にスコップでガンガン削ります。

その後は粗々形を削り出し

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全体の形を少しずつ整え

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甲らをなだらかにしたところで、初日終了。

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次の日は亀甲模様を付けていき

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頭の形を整えて

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最後に目と顔の模様(赤いライン)を付け、台座を化粧してタイトルを貼ります。
削り始めから、およそ1.5日で完成です。

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もうお分かりでしょうか。「しょこたん」こと中川翔子さんのお家で飼っていたカメさんたちを展示している「中川水族館」から、ミシシッピアカミミガメのランとスーをモチーフにした雪像でした。
モデルさんたちはこちらです。

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他にも、こんな雪像たちが出来ています。
クリックすれば大きな写真も見ることが出来ます。

リラックマ(A館長作)& アンパンマン(K職人作)チーズ(K理事&PinkBoASTAR)ドラえもん(T職人作)DSCN8265.JPG氷のレーシングカー(K職人作)

LINEのコニー&ブラウン(タッチャン製作中)LINEのムーン(淡水化物&チオビー作)&ハローキティ(M次長&Y職人作)LINEのムーン裏(K女史&K画伯作)

滑り台も併せると全部で10基。すべてスタッフ手作りです。
さらにこのあと、リカちゃんの雪像もお目見えしますのでお楽しみに。

最後にちょっとだけ製作者の特権で。

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私が乗ってもビクともしない、頑丈さ。
でもちょっと高さがあり危険なので、もし乗ってみたいという方はスタッフにご相談下さい。

というわけで、水族館と併せてぜひ雪像の出来映えも見に来て下さいね。


ラベル:雪ランド
posted by チトセアメ at 01:53| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月18日

ちょっとお知らせ (2014年1月18日のつぶやき)




ラベル:取材関係
posted by チトセアメ at 12:01| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月16日

寒中潜水 (2014年1月16日のつぶやき)




posted by チトセアメ at 09:45| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月30日

鳥(捕)物帖

本日日中、サケふるではちょっとした騒ぎがありました。
バックヤードで作業していたタッチャンが事務所にやってきて一言。
「鳥がバックヤードに迷い込んでいます」

2階のバックヤードは、窓の前にもカバーがあったりと、鳥が潜り込む
ようなところは無いはずなのですが、ハテ?

見に行ってみると、鳥の姿はどこにもありません。
タッチャンが、危うく「オオカミが出た」の羊飼いの少年になりかけ
ていたところ、今度はエントランスホールから「鳥がいる」という
報告が。

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矢印のところ、シルエットがお分かりいただけるでしょうか。
拡大してみると

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どうやらハクセキレイのようです。
早く外に逃がしてあげようと、網を持って捕まえようとしたのですが、
セキレイだって必死です。館内をあっちへ飛びこっちへ飛び

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結局、屋上から出ている天窓の方へ飛んで行ったところまでは確認できた
のですが、その後は行方知れずになり、取り(鳥)逃がしてしまうという
結果に終わってしまいました。

今日の千歳は暑かったので、あちこちの窓や入口を開け放してあったの
ですが、果たして無事に脱出できたでしょうか。

元気に外の世界に戻れたことを、信じたいと思います。

ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:27| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月04日

新さーもんず・カードに釣りキチ三平登場!

すっかりご無沙汰してしまい、申し訳ありません。
4月になり、千歳サケのふるさと館を運営している青少年教育財団は、
新たに公益財団法人として認定されました。
新しい館長もお迎えし、スタッフ一同新たな気持ちで頑張りますので、
これからも、どうぞよろしくお願いいたします。

さて、当館のサポーター会員の皆さまに、会員証として、また年間パス
としてお渡ししている「さーもんず・カード」に、新たなデザインが加わり
ました。

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釣りキチ三平が描かれた、キングサーモンとイトウの2種類です。
特にキングサーモンは、さーもんず・カードとしては、初の縦バージョンに
なります。

実は、釣りキチ三平を描かれている漫画家の矢口高雄先生が、4月29日に来館
され、サイン会をしてくださることになっていて、先行してのカード販売となり
ました。

サポーター会員になってくださった方は、これまでのさかなクンイラスト2種類
と合わせ、4種類の中からお好きなデザインを選んでいただけます。
皆さまのサポーター会員へのご加入を、お待ちしております。





ラベル:釣りキチ三平
posted by チトセアメ at 23:56| 北海道 ☔| Comment(2) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月16日

全停電

本日閉館後、電気保安協会さんによる全停電での設備点検が行われました。
高圧電源を使っているため、館全体を停電にして定期的に検査をしているのです。
といっても、館内が真っ暗闇になるわけではありません。
実際に停電になったときと同様に、非常用の照明は点いています。

これが意外に明るく、また普段は見られない幻想的な光と影の模様をつくり、
館内を不思議な雰囲気にしてくれます。


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こちらは、大水槽のところです。
非常照明が天井の金網の上から照らしているため、網目模様を作り出しています。
なんだか、刺し網か何かをかけているような雰囲気ですね。

日本海水槽の前にも、同様の影ができていました。

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水中観察室はご覧の通り。日中よりも明るいくらいです。

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地下ということもあって、非常用の照明も少し多めにしているのかもしれません。


通路部分も、なかなかきれいでした。こちらは、渓流水槽のところです。

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そして、こちらは水中観察室に行くプロムナードです。

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水紋のようだったり、扇状だったり、様々な光の模様が描かれていました。
館内照明の模様などは、普段から所々にあっても面白いかもしれないと、思って
しまいました。



幻想的な光の他にもう一つ、通常時と違うのは全くの「静寂」です。

全てのポンプが停まり、機械音も水の流れる音もなくなって静まりかえった館内は、
普段は全然気にならなかった音が、いかに大きかったかを気づかせてくれます。
ほんの15分ほどの時間がずいぶん長く感じましたが、たまにはこんな雰囲気も良い
ものです。

試験終了後はまた喧噪が戻り、全ての水槽を回り機械類や水槽内の異常がないかを
バタバタと確認して歩きました。


皆さんも、ご来館時に停電になったら、この風景をご覧いただけます。
でも、できればそいうことは無い方が良いですね。

posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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