2012年06月30日

真似してます?

気がつけば6月も今日で終わり。北海道もすっかり夏らしくなりました。
生き物たちの動きも活発になる中、サーモンパークでちょっと変わった
昆虫を見つけました。

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この姿が目に入ったときは、アシナガバチの仲間かと思いましたが、
何となく違和感を覚えてよーく観察してみると、どうやら蜂に擬態した
ガガンボのようです。ガガンボとは、脚が長く、蚊を大きくしたような
昆虫で、普段はこんな姿を目にすることがあるのではないでしょうか。

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今回の蜂みたいなガガンボ、調べてみるとマルモンクシヒゲガガンボと
いう種類に近いようですが、はっきりとは分かりませんでした。

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それにしても蜂によく似ていて、お尻に針がありそうな雰囲気もよく
出ています。

蜂へ擬態して身を守るというのは、昆虫ではちょくちょく見受けられる
ようで、こんな昆虫にも出会ったことがあります。

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どう見ても蜂のようですが、実はこちらはキタスカシバという蛾(ガ)の
一種です。どうやってこの姿を獲得したのか、とても興味深いですね。

他にもそっくりさん昆虫は色々いるようですので、皆さんもぜひ探して
みてください。




ラベル:陸生昆虫
posted by チトセアメ at 07:05| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月23日

卵もいっぱい

エゾアカガエルの産卵も、あちこちで始まったようです。
ちょっと歩くだけで、色々なところで卵塊を見かけました。

DSCN9527-tile.jpg

まだまだ産卵の真っ最中で、場所によっては親ガエルの姿を見つけることも
できました。

卵塊の近くで水草に隠れてじっとしていたり、

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水中に潜って隠れている個体もいました。

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今回驚いたのは、実はサーモンパークでもエゾアカガエルの産卵が行われて
いたことです。

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産卵場所は、道路脇のこんな側溝です。昼間は気がつきませんでしたが、
たまたま夜に近くを通りかかった時に、鳴き声に気がつきました。
近寄ってみると慌てて水に潜るカエルたちの姿が。しばらくすると1匹だけ
水面に上がってきました。

DSCN9479.JPG

暗い中なのであまりカエルの姿は分かりませんし、産卵の様子までは撮れま
せんでしたが、産卵にのぞんでいるエゾアカガエルの鳴き声を、動画でご覧
ください。





もし、散歩中にこんな鳴き声を耳にすることがあれば、近くでエゾアカガエルが
産卵中のはずですので、驚かさないように静かに探してみてください。
それにしても、ここでの産卵は毎年行われていたのでしょうか。
だとしたら、18年目にして初めて知る事実。うーん、灯台もと暗しでした。


カエルではないですが、今回カエルの卵を探しているときに、こちらの生き物も
見つけてしまいました。

ミシシッピアカミミガメ(ミドリガメ)

ミシシッピアカミミガメ、いわゆる“ミドリガメ”です。
このところ毎年近所の池で見かけていましたが、今年も冬眠からさめたようです。
誰かが放したのでしょうが、すっかり定着してしまったようです。

これからいよいよフィールドを歩くのが楽しい季節になってきました。
また色々見つけたら、ご報告します。

posted by チトセアメ at 00:28| 北海道 ☔| Comment(4) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月22日

あちこちで春

ようやく道端の雪もほとんど消え、気温も10℃を超えるようになってきました。
冬の間、息を潜めていた生き物たちも、陽気に誘われ活発に活動し始めたよう
です。

ナニワズアズマイチゲ

フクジュソウは一足先に咲いていましたが、黄色いナニワズや白いアズマイチゲ
などの花々も、ようやく咲き始めていました。

鳥たちの姿もあちこちで見かけました。

ゴジュウカラカケスアカゲラ

林道では木の幹を走り回るゴジュウカラ、エサをついばむカケス、キツツキの
仲間のアカゲラなどをたくさん見かけました。

カワアイサキセキレイ

千歳川沿いを歩くと、カワアイサやマガモのつがいが、仲良く泳いでいました。
ハクセキレイやキセキレイも活発に飛び回り、巣材集めに精を出していたようです。

昆虫たちも活動を始めていました。

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この時期、越冬個体を見かけるクジャクチョウがフキノトウの上にとまって
いました。羽を広げるとこんなに派手なチョウですが、羽を閉じるとご覧の
通り。

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枯れ葉の上にいたら、ちょっと気がつかないですね。

まだまだ見かけましたが、少し長くなったので続きは次回アップします。
ラベル: 陸生昆虫 野鳥
posted by チトセアメ at 23:29| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月24日

オジロワシ今年も

この冬はなかなか行く機会がなかったのですが、先日千歳川の上流をのぞきに
行ってみると、今年もオジロワシに出会うことができました。

DSCN8602.JPG

ほとんど一緒の場所に、もう1羽いました。

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写真には撮れませんでしたが、オジロワシがとまっていた木の近くには、
エゾシカも数頭ほどいました。

いずれも支笏湖道路沿いですので、興味のある方は探してみてください。
でも、運転中はよそ見しないように、に気をつけてくださいね。


ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:46| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年02月14日

ナイスキャッチ!!

鳥ネタ続きですみません。
もう、サーモンパークですっかりお馴染みになったダイサギさんは、未だに
パーク内に出没しています。

定住期間もすでに1ヶ月を越え、最近では人間に慣れたばかりか、散歩中の
イヌが近づいても逃げないほどに、図々しくなってきました。

DSCN8583.JPG

ここ最近、もっとも姿をよく見かけるのは、サーモンパークを流れる小川の
一番上にある池の中です。

単にじっとしているだけでなく、時々は明らかに何かを狙っている様子で、
あっちへウロウロ、こっちへウロウロしています。

今回もちょうど、そうした落ち着きのない現場に居合わせたので、しばらく
様子を見ていました。


ウロウロウロウロウロウロ

しばらくすると、突然水面にたたき付ける感じで「バシャッ」と首をのばし
ました。水から出てきた口元?には


DSCN8590.JPG

お見事! あばれるヤマメが1匹、くわえられていました。
その後、5分ほどの間に立て続けに5匹のヤマメを食べましたが、見ている
限りにおいては、水の中にクチバシを突っ込んで、外れは一回もないという
正確さでした。

それにしても、人間が間近で見ているのに平気で狩りに熱中するその神経の
図太さには感心します。

こんな様子を間近で見られる機会というのも、なかなか無いと思いますので、
皆さんも、一度ご覧になってみませんか。

ラベル:野鳥 サクラマス
posted by チトセアメ at 21:32| 北海道 ☔| Comment(2) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

温泉?

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今朝の千歳川です。温泉かと見まごうばかりに、もくもくと川霧が立ち上っています。
今朝の千歳は気温-24℃。気温と水温の差が大きいと、こんな風になるらしいのですが、
このところの千歳は、連日-20℃あたりまで気温が下がり、毎日のようにこのような
風景を目にしています。

ここまで気温が下がると、“寒い”というより“痛い”感じです。
徒歩で通勤してきた、普段は寒さをものともしないPinkBoASTARさんが、事務所に
入るなり両頬を押さえ「顔が割れる〜〜っ!」とのたうっている様子が、そのことを
よく物語っていました。


サーモンパークの小川にも湯気が立ち上っていましたが、こちらにはマガモとダイサギが
来ていました。

DSCN8432.JPG

DSCN8444.JPG

この絵面だけ見ると、つい温泉に気持ちよさそうにつかっているニホンザルなどを連想して
しまいますが、水温だって1℃ほどしかありません。そのあまりの寒さのせいか、いつもなら
すぐ逃げ出す鳥たちも、割と近くまでの接近と撮影を許してくれました。


そんな厳しい気温ですが、その寒さのおかげで、雪ランドの雪像たちは元気いっぱいです。
今日からは、支笏湖氷濤祭りも始まり、各地の雪のイベントも本格化してきたのではない
でしょうか。

氷濤祭りでは29日の15時から、サモン君も登場するサケふるのステージがあります。
しっかり防寒をして、ぜひお出かけください。

ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

興味津々?

DSCN8215.JPG

以前このブログで、サーモンパークによく姿を見せるようになった“サギ”のお話
しましたが、実はあのサギ、未だにサーモンパークをウロウロしています。

実はあのときは、“チュウサギ”かもとご紹介したのですが、どうやらダイサギだった
ようです。

時には風見鶏よろしく、こんなところにもいたりします。

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あの大きな体で、よくバランスがとれるものだと感心してしまいます。

このところだいぶ人慣れもしたのか、ふるさと館の非常口のすぐ前にたたずんでいることも
しばしばで、非常口の前は足跡だらけになることもしばしばです。

DSCN8220.JPG


非常口前にダイサギが立っていても、意外に気づかないお客様も多いのですが、それも
白い姿が雪に溶け込んでいるからなのでしょうか。

DSCN8226.JPG

うーん、確かに分かりにくいかもしれません。
でも、時には気がつくお客様もいらっしゃり、そんなときは驚いて
「え、あれ作り物じゃないよね?」とか「あの鳥、放し飼いにしてるの?」
などと尋ねられることもあります。

DSCN8225.JPG

しかし、なぜこんなにサケふるの中熱心に覗いているのでしょう?
ダイサギの見つめる視線の先に、興味を引きそうなものと言えば・・・・・

DSCN8235.JPG

エントランスホールの水槽を泳ぐ、ニジマスのアルビノたちがいました。
もしかすると、エサと認識して食べようとしているのかもしれません。
非常口を開けておいたら、果たして館内に入ってくることもあるのでしょうか。
といっても、この連日の寒さで、非常口を開け放しておくなんてことはとてもできませんが。


このダイサギ、しばらくは色々と話題を提供してくれそうです。



ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月04日

新たな常連さん登場

今年もサーモンパークで雪ランドの準備が始まりました。
巨大滑り台や雪像を中心に、楽しい雪あそび広場が1月15日にオープン予定ですので、
楽しみにお待ちください。

さて、そんな準備作業が進むサーモンパークに、新たな常連さんが登場しました。

DSCN8127.JPG

けっこう大きな、白いサギ。優雅なたたずまいが何ともいえません。
恐らくダイサギです。
サーモンパークの小川に、このところちょくちょく姿を見せています。


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かなり大胆に、サーモンパークの歩道近くにいたりもするのですが、人が近づいても
立ち止まったりしなければ、微動だにしません。
でも、もっと近くで撮影しよう近づくと・・・・・

DSCN8124.JPG

あっという間に飛び立ってしまいます。
自分が注目されているかどうかが、よく分かるんですね。

サーモンパークだけでなく、周辺にもよく現れているようです。
ハクチョウと間違えた、当館の某Mさんなどもいらっしゃいましたが、姿は全然
違います。

みなさんも、探してみてください。
ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 22:46| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月01日

今年はまだ見えず

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今年も美々川に、ベニザケの遡上を見に行ってきました。
昨年は、10月上旬にはもう遡上しているベニザケが見られたのですが、
今年はまだ、真っ赤なその姿を見ることはできませんでした。


ベニザケには出会えませんでしたが、まだ暖かいからでしょうか。
色々な生き物に出会うことができました。


一番たくさんいたのは、アカゲラやコゲラなどのキツツキたちでした。

DSCN7838.JPG

逆光で分かりにくいですが、あちこちで木をたたくドラミングが聞こえて
いました。


落ち葉の間からは、越冬に向かう途中と思われるエゾアカガエルも姿を
見せていました。

DSCN7829.JPG

蚊もいっぱいで、結構刺されてしまいました。

DSCN7835.JPG


最後に出てきたのはこちら。

DSCN7825.JPG

久しぶりのキタキツネでした。


ベニザケは見られなくとも、なかなか楽しい散策でした。
これから遡上してくることを期待して、また行ってみたいと思います。

posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(2) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月12日

千歳川上流散策

今日は公休日を利用して、千歳川の第4ダム下流からふ化場あたりを覗きに行ってきました。
今、千歳や札幌を賑わしているヒグマさんには注意して、ドライスーツ着てちょっとだけ
川流れをしながら、久しぶりの水中撮影です。

先日の雨の影響か、水の透明度も少し悪くてあまりうまく撮影できませんでしたが、
いくつかをご紹介します。


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ジュズカケハゼです。こんな上流でも、ちょっと淀みになって砂がたまっているような場所に
3〜5cmほどの個体がたくさんいました。ハゼの仲間では、ウキゴリも見つけましたが、
撮影はできませんでした。


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こちらは、ハナカジカです。結構大きく15cmくらいあったと思います。
周りにある黒いものは、カワシンジュガイです。

今回は当館に学芸員実習で来てくれていた、カワシンジュガイの研究をしている酪農学園大学
の学生さんと一緒に行ったのですが、カワシンジュガイもかなりの数がいました。

PA120007.JPG


カワシンジュガイは、幼生がヤマメのエラに寄生して成長します。
周りにはそれを象徴するかのように、ヤマメもたくさん泳いでいました。
下の写真、明るい茶色はすべてカワシンジュガイで、奥の赤い矢印のところにヤマメがいます。

PA120024.JPG

水車を越えたサケの姿も確認したかったのですが、今回は1匹しか確認できませんでした。



そういえば、今日はこんな生き物も見つけてしまいました。

DSC_0159.JPG

ユキムシです。
今日は割と暖かく、川流れしても苦にはなりませんでしたが、いよいよ冬が間近に
せまっていることを実感しました。

雪が降る前にもう少し、水辺のフィールドで遊んでおきたいなと思っています。


posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(4) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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