2014年05月23日

通勤途中のお楽しみC − お花見

三日坊主で終わらず、何とか徒歩での通勤は続いています。
通勤路の桜は一部を残してすっかり散ってしまいましたが、代わりにこの時期、たくさんの花々が咲き始めました。桜のように頭上にではなく、ほとんどは足下に咲く小さな花たちです。


ムスカリ


こちらは園芸品種でムスカリの1種。鮮やかな青紫色が目を惹きます。北海道にあると一見ラベンダーと勘違いしてしまいそうです。花壇だけでなく、そこから分布を広げて河川敷などでもちょくちょく見かけます。


オオバナノエンレイソウ


こちらもこの時期よく見かけるオオバナノエンレイソウ。白くて大きくて、数がまとまって咲いているとものすごく目立ちます。

花が小さくて赤っぽい、エンレイソウも時々見つかります。

エンレイソウ



スミレの仲間も、この時期小さくて可憐な花を付けています。
でも、種類も多くよく似ているので、勉強不足でまだ種名がよく分かりません。

タチツボスミレ?


タチツボスミレ?



小さくて目立ちませんが、フデリンドウや

フデリンドウ


レンプクソウなどもとてもかわいい花です。

レンプクソウ



あまり花っぽくないルイヨウボタンや

ルイヨウボタン


じっくり見るとちょっと背中がむずがゆくなってきそうなマルバネコノメソウ?

マルバネコノメソウ?



エゾエンゴサクによく似たムラサキケマンなども見かけました。

ムラサキケマン



ちょっと変わったところでは、“ベニスズラン”の別名を持つベニバナイチヤクソウも咲いていました。

ベニバナイチヤクソウ


黄色くて目立つのは、やはりセイヨウタンポポでしょうか。

セイヨウタンポポ


アメリカからやってきて、今やタンポポといえばこの種が圧倒的に多いようですが、もともと日本にいたタンポポも、ごくたまに見かけます。

エゾタンポポ?


こちらは在来のエゾタンポポでしょうか。矢印の先にある“総苞片”が上に向いています。
セイヨウタンポポはというと

セイヨウタンポポ


“総苞片”が反り返っているのが分かるでしょうか。ここで見分けることが出来るらしいです。


ずらずらと、撮影した花の写真を並べてきましたが、最後にこちら。

クサノオウ


黄色い花はクサノオウです。ちょっと可哀想ですが、茎の先を少し折ってみると

黄色い乳液


黄色い乳液が出てきました。この液には有毒なアルカロイド成分が含まれているらしく、皮膚に触れると炎症を起こすこともあるらしいです。以前知らずに触ってしまったことがありましたが、幸い私は大丈夫でした。帰ってから図鑑を見て、ビックリした次第です。

薬草としても使われていたらしく、黄色い液から「草の黄」、または薬草の王様で「草の王」など名の由来には諸説あるとか。

色々名前も出してきましたが、専門外なので、もし間違っていたらすみません。
でも、このように道端の小さな花も、実に多種多様です。こういうのにいちいち引っかかるので、なかなかふるさと館にたどり着けないんですよね。

これからさらに暖かくなると、ますます楽しい観察ができそうですが、通勤時間もどんどん長くなりそうです。少し自重するか、出勤時間を早めなければいけないですね。



ラベル:
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月12日

通勤途中のお楽しみB − 水辺の鳥たち

ということで懲りずにもう一つ、通勤中に出会った鳥たちのお話し、今回は水辺の鳥編です。

ヒドリガモ


川岸にまで上がって、群れでエサをついばんだりしているのは、ヒドリガモです。オスは茶色い頭の中央に、黄色いラインが入っています。もう少しすると渡って行ってしまい、姿が見えなくなってしまいます。

この時期、こちらもよく見かけます。

コガモのペア


コガモのペアです。“子ガモ”ではなく、“コガモ”という種類です。手前がメスで置くがオス。オスのお尻の黄色い△がチャームポイントですね。顔の模様も意外に派手で、個人的に好きなカモ類の一つです。


DSCN0116.JPG


こちらはお馴染みのマガモ。左側がオスです。ペアでのんびり、仲良く並んでお昼(朝?)寝中。もう少しすると、千歳川流域でもマガモの親子が見られるようになると思います。

マガモによく似ていますが、クチバシや顔の模様がちょっと違う、こちらはカルガモです。

カルガモ


千歳川では、マガモほどには見かけないですが、以前、皇居のお堀に移動することで有名になったのが、このカモです。カルガモを撮影していたら、別の鳥がチラッと端っこに入ってたと思ったら、

カルガモとキアシシギ



パシャパシャと気持ちよさそうに、水浴びを始めました。


水浴び中のキアシシギ



こちらはキアシシギです。クチバシも名前の通りの黄色い脚もスラッと長い、“シギ”という鳥の仲間です。渡り鳥で北海道では春から秋にかけて見られ、冬には東南アジア、ニューギニア、オーストラリアなどに渡って越冬するようです。

キアシシギ



私自身は、千歳川では“イソシギ”はよく見かけるものの、キアシシギはこれまで撮影できたことが無く、しばらく撮影していたところ、少し嫌がられたのか草むらに隠れてしまいました。

草むらの中のキアシシギ



他にもカモではないですが、出勤時に千歳川の岸辺の、ほぼ同じ場所でさえずっているのがこちら。

キセキレイ



ちょっと前の記事にも登場しましたが、キセキレイです。同じ個体が同じ場所にいるのかどうかは、何とも見分けられませんが、通勤途中にほぼ毎朝、同じ場所で顔を合わせる生き物がいるというのは、何となく嬉しいものです。


さて、とても楽しい徒歩出勤。最近はお弁当と水筒、着替えと仕事道具などを入れたリュックを背負って、カメラ片手の出勤スタイルで出かけるのですが、出がけに娘がボソッと一言。
「お父さん、それって、仕事に行く格好じゃないよね、普通・・・」

いえいえ、普通だし、間違いなくお仕事に行ってますよー。でも、本当に楽しい徒歩出勤。
3km弱の道のりに潜む生き物たちの魅力に、すっかりはまってしまいそうです。


ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 07:10| 北海道 ☔| Comment(2) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

通勤途中のお楽しみA − 樹上の鳥たち

水族館のブログのはずが、結構鳥さんの話も多くて申し訳ないですが、昨日に引き続き、今回も通勤途中に見かけた鳥さんたちのご紹介です。

散り始めている桜の花には、ミツをついばみに鳥たちがやってきます。
こちらはサケふる職員駐車場のエゾヤマザクラに来ていた、カワラヒワです。

桜とカワラヒワ


鈴のような可愛らしい鳴き声と、羽の黄色がよく目立つスズメほどの大きさの鳥で、今の季節よく見かける鳥の一つです。ちょっとすると、スズメもやってきました。

カワラヒワとスズメ



こちらは、スズメによく似ていますが、よーく見ると種類が違うのが分かるでしょうか。

ニュウナイスズメ


この鳥はニュウナイスズメ。風が強く後頭部の羽が立って、寝癖のようになっています。スズメとはどんなところが違っているか、上のスズメの写真と見比べて見て下さい。


寝癖だったら負けてないのがこちら。

ヒレンジャク



尾羽の先が赤いので、ヒレンジャク(緋連雀)。黄色いキレンジャク(黄連雀)という種類もいますが、この時見えたのは、このヒレンジャク1羽だけ。4月には群れを千歳市内の色々な場所で見かけましたが、この子ははぐれてしまったのでしょうか。


最後は鳥ではないですが、こんな生き物も。

ニホンカナヘビ



こちら、ニホンカナヘビです。“ヘビ”と名が付いていますが、見た目通りトカゲの仲間です。暖かくなり、爬虫類も活動を始めたようです。

続いてもう一つ、水辺の鳥編もいっちゃいましょう。


ラベル:野鳥 は虫類
posted by チトセアメ at 06:36| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年05月11日

通勤途中のお楽しみ@ − 鳥たちの巣作り

千歳のサクラも随分と散ってしまい、千歳川の河畔もサクラのピンク色から濃い緑が目立つようになってきました。すっかり陽気も良くなってきたので、気が向いたときには徒歩で通勤するようにしています。
自宅からふるさと館まで、せっかくなので少し遠回りして千歳川沿いを歩くと片道およそ3.5km。色々な生き物たちとの出会いを楽しみながらの、贅沢な出勤タイムです。

今は鳥たちも恋の季節。通勤途中に、鳥たちの巣を見つけるのも楽しみの一つです。

まずは、巣作りして人間に迷惑がられるこちら。

ハシブトガラスの巣


ハシブトガラスの巣です。青っぽく見えているのは、何かプラスチックでしょうか。
公園などに作るとすぐ撤去されてしまうこともありますが、ここは何とか無事に、既に卵を温め始めているようでした。


こんなところにも、鳥さんの巣がありました。

JR高架下の穴


JR千歳線の高架の下側に開いている穴です。ここから出入りして巣作りしているのは・・・

ドバト


こちらのドバトでした。巣材らしきものをクチバシにくわえて、ちょくちょく出入りしています。しかし、電車が通るたびかなりの騒音だと思うのですが、よく平気なものです。


上の穴から足下に目を移すとこんな光景も見られました。

むしられたドバトの羽


引き抜かれた手羽


ちょっと可哀想な状況でしたが、ハヤブサなどの猛禽かそれともキタキツネなどにやられたのでしょうか。こんな街中でも、生き物たちにとってはなかなか厳しい生存競争があるようです。


さて、ここまではちょっと前置き。この時期の一番の楽しみは、実はこちらです。

イワツバメの巣


4月下旬くらいから始まっている、イワツバメの巣作りです。
この巣は昨年も使っていたものだったのですが、上の入口部分がかなり欠けてしまっていて、ペアで補修作業を始めたようです。このペア、昨年この巣を使ったペアと同じかどうかは分かりませんが、割り込もうとする他のイワツバメたちを追い払いながら、一生懸命補修していました。


イワツバメの巣の材料はこちら。

泥と枯れ草をくわえるイワツバメ


泥と枯れ草などをくわえているのがお分かりいただけるでしょうか。
イワツバメは泥や土に唾液をまぜ、それに枯れ草や植物の根などをつなぎにして、巣を作っていきます。巣材集めの場所はだいたい決まっていて、次々に飛んできては材料を素早くくわえ、また巣へと戻っていきます。

巣材を集めるイワツバメ


巣材を集めるイワツバメ



時には夢中になって、人のいるすぐそばまで飛んでくることもあります。

巣材を集めるイワツバメ



こうして集めた巣材で、補修されていった巣はこんな感じです。

補修中のイワツバメの巣


補修中のイワツバメの巣


茶色の濃い部分が新たに付けられた巣材です。入口部分がどんどん盛り上がり、少しずつ小さくなっています。

昨日の朝は、ついに完成したと見えてこんな感じでした。

イワツバメの巣



2羽がせまい巣の入口で顔をピッタリ寄せ合う様子がなんともいえず可愛らしいです。
これからいよいよ抱卵、そして子育てが始まるのでしょう。なるべくお邪魔しないように、あまり長々立ち止まらないようにしながら、これからも様子を見ていきたいと思います。


こんな風に色々な生き物が私の足を止め、あれこれ見たり撮したりながらの通勤なので、タッタカ歩けば30分ほどの道のりのはずが、夢中になりすぎ50分近くかかってしまうことも。最後はランニングになって朝から一汗かくこともしばしばです。

これからも通勤中に見かける、身近な生き物たちの様子もご報告したいと思いますので、お付き合い下さい。

ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月30日

千歳湖散策

北海道にもようやく桜の便りが届き始めました。札幌では既にかなり咲いているようなニュースもありましたが、千歳川沿いの桜はようやく蕾がかなりふくらんだかなというところです。

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暖かな陽気に誘われて、美々川の源流でもある千歳湖に行ってきました。お目当てはこちら。

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ミズバショウです。盛りは少し過ぎてしまったのかもしれませんが、千歳湖から流れ出る美々川に沿ってできた湿地に、きれいにたくさん咲いていました。


周りの林では鳥たちも賑やかで、シジュウカラや

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小さなキツツキの仲間のコゲラ

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ちょっと大きめのツグミなどの姿も見えました。

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また、先日人騒がせあったヒオドシチョウと同じく、成虫越冬して春早くから顔を出すクジャクチョウもいました。羽を閉じているとこんなに地味ですが・・・

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パッと開くとこの通り。

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鮮やかなオレンジの羽に目玉模様という派手目なチョウです。


水中に目を落とすと、こんな生き物も見つけました。

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水面からの撮影で分かりにくいと思いますが、ヤツメウナギの仲間「シベリアヤツメ」です。このヤツメは、国内では北海道にしかいない種類で、環境省のレッドリストでは準絶滅危惧種に指定されています。ちょうど産卵に来ていたようで、2匹ずつペアになっている様子が、何カ所か見られました。


今の季節、ミズバショウを見たならこちらも見たい、ということで恵庭の湿地へ移動。
ミズバショウと同じく湿地に咲く、サトイモ科の植物。矢印の先にあるのはザゼンソウです。

DSCN9774.JPG


花は、赤茶色の部分が仏焔苞(ぶつえんほう)といって、ミズバショウの白いところと同じです。この中にある黄色いつぶつぶのところが花です。

DSCN9778.JPG


仏炎苞の中にある花を「座禅を組んだ“達磨大師”」に見立てたところから「座禅草(別名:達磨草)」らしいです。確かに、そういわれればそれっぽく見えるかも。


ザゼンソウの間には、オスのマガモもヨチヨチと歩いていました。

DSCN9782.JPG



暖かくなったと思ったら、一気に動き出した植物や鳥や魚たち。この短期間に起こる連鎖的な生き物たちの動きが、北海道の春の醍醐味かもしれません。

posted by チトセアメ at 19:37| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月23日

葉っぱかな? 葉っぱじゃないよ♪♪♪

DSCN9712.JPG


フクジュソウ、クロッカスに続き、ナニワズの黄色い花も咲き始めました。北海道にもいよいよ、待ちわびた花の季節がやってきたようです。


この季節、花以外にもう一つ季節感があるお楽しみが、毎年近くの池に産み付けられるゼリー状に固まったエゾアカガエルの卵や

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房状になったエゾサンショウウオの卵です。

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つい10日前にはこの池も、まだ雪が周りを覆っていて水面に薄氷がはっていたのですが、あっという間に大量の卵が産み付けられていました。

卵の写真を撮っていると、ちょっと変わった生き物を見つけました。エゾサンショウウオの卵が写った下の写真の中に、別の生き物、もっというと昆虫がいるのが分かるでしょうか。

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正解は、赤丸の中です。


DSCN9733.JPG


この昆虫、トビケラ(エグリトビケラ?)の仲間の幼虫です。幼虫時代は水中で生活し、ミノムシのように色々なもので巣を作ってその中に住んでいます。このトビケラは、落ち葉をきれいに楕円形に切り取って、大きさ順に並べてくっつけて巣にしているようです。

ちょっとかわいそうですが、分かりやすいように少し陸にあげてみました。

DSCN9725.JPG


左側の大きな穴から頭が出てきます。本来は、今上に向いている方が下になります。
水中で頭を出して移動中の写真がこちらです。

DSCN9729.JPG


赤い矢印の先にあるのが頭で、黄色い矢印のところに脚があります。
しかし、これだけの巣を作るのはかなりの手間だと思うのですが、どのトビケラも上手に作って隠れています。


帰りがけ、千歳川沿いでこの春初のウグイスの鳴き声も耳にしましたが、負けじと木の上でなく、キセキレイのお腹の黄色もきれいでした。

DSCN9742.JPG


いよいよ春本番、水辺も含め生き物たちの動きが活発になってきたようですね。


posted by チトセアメ at 23:00| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月08日

畑のハクチョウ

ハクチョウ飛翔


最近よくハクチョウの渡りを目にします。
淡水化物さんからも、郊外の畑に大群がいたとの情報をいただき、ちょっと探しに行ってきました。それほど大きな群れは見つけられませんでしたが、あちこちに数十羽くらいずつの群れがありました。

畑のオオハクチョウ



渡りの前に、一生懸命エサを食べているようで、後ろ姿は相変わらず美しいですが、

羽を広げるオオハクチョウ



顔やお腹周りは泥だらけです。泥の中に顔を突っ込んで、なりふり構っていない姿は、自然の厳しさを教えてくれているようです。

採餌中のオオハクチョウ



オオハクチョウ以外にも、オオヒシクイの群れも見つけました。

オオヒシクイの群れ



ついでにちらっと、千歳川沿いも散歩してみると、キンクロハジロやヒドリガモの姿も見かけました。

キンクロハジロ


ヒドリガモ



先日サーモンパークで見かけたベニヒワの群れも、まだウロウロしていました。
今回はお腹の赤がきれいなオスと思われる1羽が撮れたのでちょっとだけ。

ベニヒワ♂



冬鳥たちは旅立ちの、そして夏鳥はそろそろ戻ってくる時期でもあります。
入れ替わりのこの季節、色々観察して楽しみたいと思います。


ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 22:44| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月02日

初チョウチョウ


今日の千歳は日射しは暖かかったものの、冷たい風が吹いていました。
今日はお休みで外出しようとしたところ、自宅アパートの玄関前に、枯葉のようなものが落ちていました。


落ち葉?



何だろうと思ってよく見ると、突然パタッと動きました。

横になる蝶


色合いから、一瞬ガ(蛾)かと思いましたが、どうやらチョウ(蝶)のようです。
まだまだ寒いためか思うように動けないようで、お日様に当たってジッとしては、時折風にあおられています。しばらくすると、ようやく羽を立てた見慣れたチョウの姿になりました。

DSCN9442.JPG



まだ雪の残る早春のこの時期、見かけるチョウといえば前に一度サケぶろに登場しているクジャクチョウか、今回見かけたこの「ヒオドシチョウ」です。どちらも成虫の姿で越冬するらしく、春先から姿を見せてくれますが、このヒオドシチョウはちょっと慌てすぎてしまったようですね。

閉じていると地味な羽ですが、樹皮によく似ていてきっとカモフラージュになっているのでしょう。
一転、羽を広げると

DSCN9445.JPG


こんなに派手です。この姿で北海道の厳しい冬を越すというのですから、驚きです。
美しい春のチョウ、皆さんも探してみませんか。


ラベル:陸生昆虫
posted by チトセアメ at 23:14| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月29日

早春の千歳川散歩

雪解けの千歳川


今年はまだまだ雪深い千歳ですが、ようやく少しだけ春らしい陽気になってきました。その陽気に誘われ、久しぶりにちょっと千歳川沿いを散策しました。


まず見つけたのはこちら。

千歳川のフキノトウ


雪の解けた川岸では、あちこちでフキノトウが顔を出し始めていました。



サケの稚魚


川の中を覗くと淀みに群れるサケの稚魚たちです。上流の千歳さけます事業所からの放流も始まっているようで、結構大きな稚魚が泳いでいました。



暖かな日射しに、意外にも虫の姿も見かけました。
雪の上にもかかわらず、随分たくさん飛んでいたのはユスリカの仲間です。

ユスリカの仲間



雪の上を歩く、小さなクロカワゲラの仲間も見つけました。

クロカワゲラの仲間




雪の無くなった道の上では、早くも忙しそうにエサを運ぶクロヤマアリ?の姿も見つけました。

エサを運ぶアリ



メス3羽と一緒にちょっとしたハーレム状態のコガモも見かけました。ぬくぬくと日向ぼっこのようです。

コガモ




ひとしきり川沿いを歩いた後、青葉公園の中を抜けていると何やらカラスが騒がしくしていました。近づいてみるとカラスは逃げましたが、「チョッ、チョッ!」という感じの鳴き声が聞こえてきました。よく見ると木の幹に動く姿が。


木の幹を下りるエゾリス


エゾリスでした。カラスとエサとなりそうな何かを奪い合っていたのでしょうか。
スルスルッと木を下りると雪の上を少し走り、私に気が付いたのか、何と突然二本足で立ち上がってじっとこちらを見ています。


立ったエゾリス



う〜ん、なかなかかわいい。
でも、しばらくの対面の後、すぐに走り去ってしまいました。

エサを運ぶアリ




さてさて、久しぶりの散策もなかなか楽しめました。
これからの季節、さらに色々な生き物たちとの出会いを期待してしまいます。


posted by チトセアメ at 20:42| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年01月22日

冬の千歳川散策その3・ワシ三昧

さて、先ほどのブログの続きで、千歳川散策第三段は鳥見というより、ワシ見を満喫してきましたので、そのご報告です。

支笏湖道路沿いのこの辺りは、ワシたちが羽を休める定宿のようです。

DSCN8390.JPG


オレンジの丸の中、小さな黒い点がオジロワシです。

また、第二ウサクマイ橋周辺にもよく見られます。

DSCN8548.JPG


丸の中を拡大して見ると、こんな姿が確認できます。

DSCN8555.JPG



今日は本当にワシによく出会える日で、2羽並んでとまっているなんてところにも、あちこちで出くわしました。

DSCN8527.JPG


DSCN8620.JPG


DSCN8507.JPG


おっと、調子に乗ってあっちこっちと撮影していたら、3枚目の写真はトビでした。

ワシ同士ってこんな風に近づいても気にせず並んでいるなんて、結構仲良しなのかなと思いきや、オジロワシの成鳥がとまっている枝の近くに若鳥が飛んできたところ、いきなり飛びかかって追っ払うという様子も見られました。

DSCN8405.JPG


ぶつかり合った瞬間、「バシッ」とかなり大きな音がしましたがその一撃で勝負あり。
若鳥はすごすごと飛び去っていきました。

DSCN8406.JPG



ワシ同士だけではなく、ちょっと面白い別のバトルも見られました。

DSCN8639.JPG


悠々と枝にとまる1羽のオジロワシ。そこにハシブトガラスがいちゃもんをつけに現れました。

DSCN8642.JPG


何が気に入らないのか、喉をふくらまし鳴きながらオジロワシを威嚇しています。
集団で攻撃されると、さすがのオジロワシもカラスにタジタジというところは何回か見たことありますが、タイマン勝負は初めて見ました。
体格差がこれだけあるのに、勇気ある大したカラスです。

しばらく鳴いたり頭を振ったりしていたカラス。迷惑そうな顔?をしながらも一向に動じないオジロワシに、ついにイライラが頂点に達したのでしょうか。キレたカラスが次にとった驚くべき行動は

とうっ!

DSCN8643.JPG



何と捨て身の体当たりでした。これには私も驚きましたが、オジロワシがビクともしないことに、さらに驚きました。格の違いとでもいうのでしょうか。
その後カラスは逆側の枝にとまり、しばらくオジロワシに向かって鳴き続けていましたが、ワシの方はそっぽを向いたまま。

DSCN8647.JPG



ついにカラスは、あきらめて飛び去ってしまいました。
それにしてもこのカラス、何が気に入らなかったのでしょう。お気に入りの止まり木を取られでもしたのでしょうか。このあたりは謎のままです。


なかなか面白いものが見られた帰り道、まだ若い鳥ですが念願のオオワシにも出会うことが出来ました。


DSCN8673.JPG


出会えたワシたちは、延べ12羽。もうお腹いっぱい、ってくらいワシを満喫しました。



さて、さらにオマケでこの1羽。

DSCN8542.JPG


アオサギです。千歳川のウサクマイ橋付近にいました。
苫小牧などでは越冬する個体もいると聞いていましたが、本来、北海道では夏鳥のはずです。
千歳で真冬に姿を見かけたのは初めてでしたが、どうやら最近は越冬するものも出始めたようで、千歳でも時々見られるらしいです。


なんだか鳥メインのフィールドブログになりつつあるサケぶろ。
次はちゃんと展示の話題をアップ・・・・・ すると思います。


ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(1) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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