今年のゴールデンウィークも、そろそろ折り返し地点にかかってきました。千歳サケのふるさと館で実施している
イベントの詳細は、公式HPにゆずるとして、館内では「
釣りキチ三平生誕40年記念展」に続き、「春のメダカ展」を開催しています。
まず受付の横に置いてあるのは、タッチャン十八番の二重染色透明標本です。メダカの内蔵や骨格が良く分かります。
グリセリンを入れた容器に目立たないよう釣り糸で吊るし、あたかも泳いでいるかのように展示しています。
メダカ展の本体は、館内の三面槽前にあります。凝った入口の造作は、職人・K氏によるものです。
そしてさらに展示水槽は、サーモンパークよりも一足早く咲いた、桜の木を取り囲み並んでいます。水槽は全て水草が植えられていて、春の小川を泳ぐ、メダカのイメージを再現しようとしています。水草レイアウトは全て、今回初挑戦のタッチャンの力作です。
近年の研究で日本のメダカは2種類に分かれることが判明し、昨年それぞれに和名が付きました。今回の展示では、その両種がそろって登場。命名後に2種揃えての展示は、北海道では初めてではないでしょうか(違っていたらすみません)。
こちらはキタノメダカ。
新潟市水族館マリンピア日本海さんにご協力いただきました。名前からすると北海道のメダカもこちら、と勘違いされそうですが、実は北海道には在来のメダカは生息しておらず、内地から移入された外来のメダカがいるのみです。
そしてもう1種類はミナミメダカ。こちらは
いおワールドかごしま水族館さんにご協力いただいたもので、ミナミメダカも色々な型に別れるようですが、今回の展示個体は「薩摩型」となります。
どちらもよく似ていますが、見分け方等は展示会場のパネルやネット情報などをご参照下さい。
また、今回の展示では広い意味でのメダカ類、カダヤシ目なども含めた旧メダカ目の仲間を15種・品種展示しています。
ここ10年くらいで増えてきた、楊貴妃や白ヒカリなどの観賞用の改良品種や、
卵胎生のグッピー、プラティ、モーリーといったお馴染みの熱帯魚、
また、水草の間に群れると青く輝く目の周りがホタルを思わせるアフリカン・ランプアイや
こちらもアフリカに生息する、ちょっと派手目の卵生メダカ“アフィオセミオン”の仲間など
見た目にもきれいでかわいいメダカたちが集まっています。
また、3o程度しかない、メダカの赤ちゃんも展示中です。
加えて5月3日からは、期間限定のふれ合いコーナーも充実。
5月5日の子どもの日は入館料が半額。サケ稚魚の放流イベント「サーモンフェスティバル」も実施します。
連休後半、春の一日を桜の咲き始めた千歳サケのふるさと館で、ぜひお楽しみください。
posted by チトセアメ at 06:00| 北海道 ☔|
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