2014年08月03日

来ました! 観察窓サケ第1号

ご報告が少し遅れてしまいましたが、2014年8月2日 8時15分頃、今シーズンの千歳川水中観察室初登場となる、海から戻ったサケの姿が確認できました。


サケ1号


第一発見者は当館のA館長。70cmほどと少し大きめで、うっすらと体のまだら模様(ブナケ)が出始めてはいるものの、まだ銀色が残るきれいなオスでした。

サケ1号



年によっては姿は見えてもすぐにいなくなってしまって撮影ができず、せっかくの情報がなかなか発信できないこともあったのですが、今回は15〜20分ほどは窓の前にとどまってくれる、サービスの良いサケでした。お陰で、写真撮影もばっちりでした。

動画も撮影できましたので、美しい魚体をご覧ください。



しかし、このところの猛暑で、千歳川の水温は20℃を超えています。冷たい水が好きなサケが、この水温の中で川を遡上するのは、さぞ大変なことでしょう。実際、ちょっと呼吸も荒かったように思います。
例年は8月中旬に初登場というのが多いのですが、今回は昨年よりも5日早く、観察記録をつけている19年間の中でも2010年とならび5番目に早い登場でした。どうも猛暑の夏ほど早くサケが登場する傾向があるような気がします。急いで水の冷たい上流へ行きたいからなのでしょうか?

過去の初登場記録につきましては、公式HPでご確認ください。

サケ1号


窓の前から姿を消した後も、しばらくインディアン水車橋の上からはサケの姿が見えていました。
いよいよ秋近し・・・なのでしょうか。
そう思うと、この暑さも少し名残惜しく感じてしまいます。



ラベル:サケ親魚
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2014年06月29日

1年半ぶりの登場です

先日、水中観察室に久々に姿を現した魚がいます。

顔だけチラ見せ


壁面のくぼみから、ずんぐりとした丸い顔を見せているこの魚。ハゼの仲間のヌマチチブです。
本来、もっと下流域で生息していて、海と川を行き来する魚ですが、15年ほど前から支笏湖でも姿がよく見られるようになりました。

後ろ姿


観察窓での初登場は2007年6月。その時は4日ほど姿を見せていますが、次は2010年7月に1匹。その後は、2011年9月に1匹、2012年9月に3匹、2012年10月に1匹確認されていて、今回はそれ以来、およそ1年半ぶりの登場となります。


胸ビレ基部の黄色


前から見ると分かりやすい、胸鰭の付け根にある黄色っぽい帯が特徴です。
次はいつ姿を見せてくれるでしょうか。


なかなか見られないといえば、こちらもそう。

サクラマス


あまりうまく撮影できませんでしたが、海から遡上したサクラマスです。
観察窓からは昨年は1匹、今年もお客様からの情報も併せて3匹しか確認できていません。少なくなったというより、窓の前で見つけにくくなっただけなのでしょうか。


ヤマメ


昨年、窓からあまり見えなくなり、年間ランキングで初めて1位の座を譲ったサクラマスの稚魚のヤマメは、今年例年通り姿を見せてくれています。現在、昨年1位のウグイの産卵がふるわないこともあり。今年ヤマメが1位に返り咲く可能性は、かなり高そうです。






ラベル:ハゼ類
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2014年06月08日

集まり始めました

婚姻色のウグイたち


この時期恒例、産卵期を迎えたウグイたちの姿が、観察窓に集まり始めました。
といっても例年よりも少々早い登場で、昨年は6月25日頃、一昨年は6月15日頃でしたので、さらに一週間ほど早いということになります。


鼻のとがったエゾウグイ


今年、もう一ついつもと違うのは、写真のようなエゾウグイがウグイよりも先に結構集まっていることです。例年はウグイの産卵から始まってエゾウグイの産卵に移行していたのですが、順番が逆になっているようです。


まだ集まっているのは一つの窓だけで、数もあまり多くはありませんが、恐らく今週中には大群がやってきてくれるのではと、期待しています。
ライブカメラからもご覧いただけますので、興味ある方はぜひどうぞ。


ちなみに、今日は雨の影響もあってか、このところ毎日数匹しか見えていなかったサケ稚魚もかなり見えていました。

サケ稚魚とサクラマス稚魚


オレンジ色の矢印の先がサケ稚魚で、ちょっと大きいのがサクラマスの稚魚です。
体の大きさはかなり小さく、自然産卵のサケ稚魚でしょうか。

今月中旬過ぎくらいまでは、窓の右手前上方、水面近くを泳いでいることもありますので、川底近くのウグイだけに目を奪われず、サケの稚魚たちも探してみてください。


ラベル:コイ類
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2014年05月08日

ツルッといただきました

水中観察室から見えるサケ稚魚の姿は、ゴールデンウィーク明けて以来、すっかり少なくなってしまいました。でも、代わって新たな魚たちも登場しています。

一時、ずっといた常連さんに代わって、最近窓の前にいついているのはこちらのアメマスです。

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30cmほどと小さく、以前いたアメマスのような迫力はありませんが、魚体の美しさはなかなかのものです。


本日夕方、たくさん見えていたのは大きなエゾウグイたちです。

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中には、遡上してきたサクラマスと見紛うような、40cmを超える大物もいて、かなりの迫力でした。

そしてヤツメウナギの仲間、スナヤツメの姿もありました。

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実はこの写真は、今日見えたスナヤツメではありません。今日のスナヤツメには、写真を撮る前に予想外の災難が降りかかり、撮影することができなかったのです。カメラを持っていなかったのでスマホで撮影しようとしたところ、大きなエゾウグイがおもむろにスナヤツメに近づくと、なんと“ツルッ”と尾の方から吸い込んでしまったのです。

決定的瞬間に慌ててシャッターを押しましたが、結局撮れていたのはこの一枚だけ。

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矢印の先、エゾウグイの口の端から頭だけ出ている哀れなスナヤツメがお分かりいただけるでしょうか。
それにしても、ろくに逃げることもできずあまりに簡単に食べられてしまったスナヤツメ。15cmほどはあったのに、つるっつるッツルッと、3回の吸い込みで全身飲み込まれてしまいました。動画で撮影できなかったのが悔やまれますが、エゾウグイにとって、産卵に来ているこの時期のスナヤツメは、結構いいカモなのかもしれません。


その他、今日の夕方にはこんな魚も登場しました。

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これもスマホ撮影なので写真がいまいちですが、ヤマメです。
それも尺(30cm)クラスの大きなヤマメでした。水中観察室では、このサイズのヤマメを見かけることはなかなか無いのですが、今日は2匹も同時に登場。予想外のことが次々と起き、ちょっと興奮してしまいました。


明日は何が起きるでしょうか。
これからの季節の水中観察室、ぜひじっくりと時間をかけて観察してみて下さい。思いも寄らない出来事や生き物に、遭遇できるかもしれません。

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2014年05月01日

観察窓に初登場!

千歳サケのふるさと館で、何かと話題多い千歳川水中観察室。川岸に窓を付けただけで、そのまま川の中がのぞける場所だけに、時に私たちの想像を超えた出来事が起こります。

つい先日の当ブログで、「また色々な生き物が姿を見せてくれる・・・」ようなことを書きましたが、なんと開館20年目にして、観察窓では初めて目にする生き物が登場しました。

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こちらは「絶食」やら「試食」やらで、何かと話題をさらっているグソクムシの仲間たち。ついに観察窓にグソクムシが登場・・・・・という訳ではもちろんありません。写真は葛西臨海水族園さんで撮影したものです。

では、今回の話題とグソクムシ、一体何の関係があるのでしょう。もったいつけて、ちょっと回り道。


グソクムシの仲間は、エビやカニと同じく甲殻類に属し、その中でも等脚目というグループに属します。この等脚目の仲間には、海岸の石の表面を動き回っている“フナムシ”の仲間や

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淡水中では、今まで何回も観察窓でも確認されている“ミズムシ”などがいます。

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もっと身近なところでは、こんな生き物もそうです。

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お分かりでしょうか。ちょっと指先で触ってみると

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そう、ダンゴムシ(オカダンゴムシ)です。庭石などをひっくり返すと、よく隠れていました。私は内地出身なので、ダンゴムシは身近にいてよく丸めていましたが、北海道ではダンゴムシはあまり見かけず、よく似たこちらが主流です。


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名前は“ワラジムシ”。触っても逃げるばかりで、丸くダンゴになりません。生活場所はダンゴムシ同様、石や木の下、草むらなどの地面にいて、時々人家にも入ってきます。

さて、だいぶ長々と書いてきましたが、今回観察窓で初めて観察された生物とは、何とこちらです。


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そう、ワラジムシ。最初は目を疑いました。しかし、どう見てもワラジムシ。窓の前は、水深1.5mほどの川の底です。可哀想に、何かのはずみで川に落ちてしまったのでしょう。時々流されそうになりながら、懸命に砂利の上を這い回っています。しかし所詮は陸上生物。多分すぐ溺れてしまうのだろうと見ていると、5分経っても10分経っても平然と動き回っています。一体これはどういうことだと思いつつ、20分ほど経った頃、最後は川底の砂利の間に潜っていまい、見えなくなってしまいました。


せっかくなので、水中での動きを動画でもどうぞ。




しかし、陸上生活者であるはずのワラジムシがなぜ川の中に?
もしかして、水の中でも生きられる??
そういえば、ワラジムシの呼吸器官って???

ということで、ちょっと可哀想な結果になるかもと思いつつ、早速実験。サーモンパークの林の中からワラジムシを3匹捕獲し、水槽の中へ。水面に顔を出せないようフタをして、弱った様子が見えたらすぐ出せるよう、時々状態を観察していました。果たして結果は・・・・・。
何と、10時間経っても全く問題無し。みんな元気に水槽の中を動いているのです。

もしかして大発見! と、ネットで検索してみると、なぁーんだ、という結果に。
ワラジムシではなくダンゴムシでしたが、水中で生きているのを見たという記述がいくつかありました。
知っている人は知っているということだったようです。

でも、基本的にはやはり空気呼吸のようで、その辺りは大阪市立自然史博物館のQ&Aの中に「ダンゴムシの呼吸についての質問」という記述を見つけました。こちらのページに寄れば、つまりずっと水中生活はできないということになるようです。


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でも今回のワラジムシの発見、自分の中では以前観察窓の前で、川底で踏ん張っているエゾアカガエルを見つけたときと同じくらいの衝撃がありました。まさか、観察窓の生き物リストにワラジムシが加わる日が来ようとは思っても見ませんでしたが、水中生活ができるわけではないと言うことで、まぁ番外編ということになるでしょうか。


今回、ワラジムシ観察中にこちらも見つけました。

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こちらは正真正銘の水生昆虫、コオニヤンマのヤゴです。こちらは初登場というわけではありませんが、平べったい体で、サケの稚魚と同じくらいの大きなヤゴでした。この夏には羽化するのでしょう。

千歳川水中観察室、手前味噌ながら相変わらず侮れないすごい場所です。

ラベル:甲殻類 水生昆虫
posted by チトセアメ at 00:00| 北海道 ☔| Comment(2) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年04月28日

今年もウグイ登場!

このところ、春を通り越して一気に夏になったかのように暖かな陽気が続いていますが、そんな陽気に誘われたのか、ついに水中観察窓にも、たちの姿が戻り始めました。昨年観察窓登場ランキング1位に輝いたウグイ

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4月25日に第1号が確認され、その後どんどん増えて今やどの窓にもウグイの姿が見られるほどになってきました。中には鼻先のとんがった、大きなエゾウグイの姿もあります。

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早くも、まだ不完全ながら婚姻色の赤いラインが出たウグイも確認できました。

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昨年は5月1日に最初のウグイが確認されて以来、1週間ほどまた姿が見えなくなって5月8日から本格的に見え始めているので、それに比べると2週間ほど早いと言うことになるのでしょうか。婚姻色が既に出始めていることからも、もしかすると産卵も早いかもしれません。


ウグイのような大きな魚が登場すると、さすがにサケ稚魚は逃げてしまい少なくなってしまいましたが、代わりに色々な種類の魚たちが増え始めました。


ハゼの仲間のシマウキゴリや

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トゲウオの仲間のイトヨ、

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また、2〜3月に連日登場して話題となったアメマスも、今は別の個体が居着いています。

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魚ではありませんが、窓の目の前にはこんな生き物も。

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川底の砂利の中からにょっきり姿を見せているのは、昔、千歳川で淡水真珠の養殖に使われたこともあるカワシンジュガイです。


千歳川の水温も10℃近くまで上昇し、また色々な生き物たちが姿を見せてくれることでしょう。
これからの季節の水中観察窓、本当に楽しみです。

posted by チトセアメ at 15:27| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月31日

今日もアメマス

昨日のサケぶろでご紹介したアメマスですが、今日もこの通り水中観察室に姿を見せていました。

常連君



でも、昨日と異なっていたのは、もう1匹、新たなアメマスが加わっていたことです。

新人君



常連のアメマスと同様に50cmを超える大きなオスのアメマスです。ただ、常連君に比べるとかなりスリムで、太陽光線が当たるとキラキラと魚体が輝く、美しい個体でした。

新人君



新人君、しばらく常連君とは別の窓で泳いでいたものの、突然すーっと上流の方へ移動し、常連君と一緒の窓へ。

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しかし、さすがは縄張り意識の強いアメマスです。
先住権?ともいうのかどうか、常連君があっという間に新人君を追っ払ってしまいました。
隣の窓に移った新人君ですが、お昼頃にはもう姿が見えなくなっていました。

常連のアメマス君、これからも色々な色々な話題を展開させてくれるでしょうか。
楽しみです。



ラベル:アメマス
posted by チトセアメ at 23:40| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月30日

居続けています

ここ数日で雪解けも一気に進み、あれほど大きかった雪山も、みるみる小さくなってきました。
水中観察室では、サケ稚魚の姿が少しずつ増え始めています。

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窓に寄った砂利の中に隠れている稚魚の姿も、窓ガラス越しに観察できます。

DSCN9997.JPG



小さなサケ稚魚たちと比べて、一際大きくて目立つ魚もいます。

DSCN9993.JPG


50cmほどはある、立派なオスのアメマスです。
このアメマス、サケの稚魚を狙っているのか、観察窓の潜水清掃があった日に一度姿を消したものの、3月20日から10日ほど窓の前に居続けています。


DSCN9988.JPG


上の写真の通り、吻端が白いのと背中に丸い傷が治ったような跡があることで見分けることが出来ます。それにしても、同じアメマスがこんなに長い間居続けているのは、開館以来初めてかもしれません。

いつまでいてくれるのか分かりませんが、ご来館の際には皆さんも、アメマス見つけてくださいね。



posted by チトセアメ at 23:45| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月11日

サケ稚魚増えてます (2014年3月11日のつぶやき)




posted by チトセアメ at 12:21| 北海道 ☔| Comment(2) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年03月05日

親子の登場

2月の整備休館が終わり、3月1日よりサケふるは無事オープンしました。
サケの稚魚放流体験は5月31日まで、11時〜、14時〜の1日2回やってます。
また、無料スペースでは4月13日まで、野生動物フォトグラファー・徳田龍弘さんの写真展
地べた目線の写真展」を開催しています。

さて、水中観察室ではサケの稚魚が見られ始めました。
まだ数匹と少ないですが、これから徐々に増えていくでしょう。

そして本日閉館後、
館長から「今観察窓の『掃除しない窓』のところにいるのはサケじゃないかな?」
と話があり、サケ、それともブラウン?と思いながら、すぐ見に行きました。

sake201403.jpg

藻が付いて見づらいですが、メスザケでした!
前回見られたのは2月13日なので、約3週間ぶりの登場です。
そして、下流側へ去ろうとするところを慌てて撮りましたが、
ボケてしまいました。スミマセン。

sake201403b.jpg

一見ブラウンですが、間違いなくサケですからね。
またの登場を期待します。

ちなみに、親ザケが一番遅く観察された日は2001年4月7日、
きれいなオスでした。
13年前の記録は、未だ破られておりません。
posted by りかちゃん at 19:36| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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