2013年12月03日

日本初!? シシャモ稚魚展示中

Twitterの手軽さにすっかり怠け癖が付いてしまい、1年以上放ったらかしにしてしまったサケぶろですが、唐突にもまた少し始めていこうかと思っています。

日々のリアルタイム情報はTwitterで、少し大きい話題や行事の報告などはブログでと使い分けるつもりですが、果たしてどうなりますか。よろしければ、気の向いたときにまたお付き合い下さい。

初っ端は肩慣らしもかねて、これまでも登場してきた「シシャモ」の話題です。
流通の多い輸入のカラフトシシャモ(カペリン)ではなく、地球上で北海道の太平洋岸にしか分布していない、日本固有のシシャモ。サケふるでは1997年から、サケと同じくアブラビレを持つこのシシャモを何とか展示しようと、あれこれ試みてきましたが、なかなか周年展示には結びつかず、15年が経過しました。

すると先月、室蘭市にある道立総合研究機構栽培水産試験場で、今年3月〜4月にかけて人工ふ化させたシシャモの稚魚、約1,500匹を体長約8cmにまで育てることに成功したというニュースが飛び込んできました。
その内の80匹ほどをお分けいただくことができ、先月末からシシャモの稚魚を初公開。その姿がこちらです。

展示中のシシャモ稚魚.JPG

普段食べている干したシシャモとは随分違う繊細な姿です。
まだウロコが出来ていないのか、透き通った体はお腹の中まで透けて見えます。

もともと飼育されていただけあってエサ食いも良く、今回こそはもしかすると周年展示、さらには飼育下での繁殖にも挑戦したいと思っています。

みるみる大きくなりそうなので、稚魚の姿をご覧になりたい方は、お早めにふるさと館へ足をお運びください。



posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年05月29日

つの出せ やり出せ

サケふるの受付カウンター横に、新たな展示水槽が登場しました。

DSCN0157.JPG

間もなく6月。梅雨のイメージでカタツムリの水槽です。北海道には梅雨がないといわれていますが、最近は“蝦夷梅雨”なんて言葉も聞こえてきますので、細かいことは気にしないこととしましょう。あくまでイメージということで。サケふるとしては、陸生貝類の展示は初の試みとなります。

ここでは、日本では北海道にしか生息していない、しかも北海道にゆかりのある名前を持ったカタツムリをご覧いただけます。といっても、北海道でしたら普通に見られる種類ばかりですが・・・。


DSCN0144.JPG

こちらはエゾマイマイです。今は小さな個体を1匹しか展示していませんが、大きなものでは殻が4cmほどにもなります。この個体は殻にスジがありませんが、中には殻に縞が付いているものもいます。


DSCN0163.JPG

こちらはサッポロマイマイです。千歳ではその辺で普通に見かけますが、一応、環境相のレッドリストで準絶滅危惧種に指定されています。殻に縞のあるもの(上)と無いもの(下)がいますが、同種です。カタツムリは移動能力の低い生物なので、地域ごとに色々と変異などがあるのかもしれません。

この水槽、思いの外人気が高く、のそのそ動くカタツムリを子どもたちが食い入るように見ています。中には「でんでんむしむし・・・るんるん」と歌いながらのぞき込んでいる子も。身近にいる生き物ですが、動き回るところというのは、目にする機会が少ないのかもしれません。

この水槽のレイアウトの中には、タッチャン考案の“綱渡り”もあり、時々カタツムリが渡っています。いずれ「カタツムリ大サーカス?」に発展させたいのだとか。

これからもしかすると進化するかもしれないカタツムリ水槽。
ぜひご注目ください。
ラベル:軟体類
posted by チトセアメ at 01:51| 北海道 ☔| Comment(0) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年04月11日

ウーパールーパーの卵

サケふるの千歳川水中観察室にある両生類コーナーに、
この度ウーパールーパーの卵が登場しました。

DSCN9365.JPG

当館でもウーパールーパーを展示中ですが、この卵は残念ながら、
当館のウーパーが産卵したものではありません。
サポーター会員の方が飼育している個体が産卵し、それを分けて
くださったものです。

DSCN9369.JPG

産卵は3月21日。アルビノの卵は、やはり白いんですね。
すでにエラが生えて、オタマジャクシの格好になっているものもいます。
昨日には、一番乗りが一匹だけ孵化しました。

DSCN7196.JPG

こちらは、当館で飼育中のウーパーくん。
来年あたりは、キミも親になれるかな?

ラベル:両生類
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年03月09日

サーモンツリー

今年も小水槽には、ふ化後約4ヶ月のサケ稚魚が1万匹ほど泳いでいます。
毎年、何とか美しい群れの動きを作れないかと、チョウザメを一緒に泳がせたり
色々挑戦していますが、今年は水槽の底から出す空気の泡が、ちょっと良い効果
を出してくれています。

DSCN8623.JPG

水槽の中央当たり、一本の柱のように稚魚の群れが集まっているのが、お分かり
いただけるでしょうか。
実はここに、空気の泡が約30秒おきに立ち上っていくようになっているのです。
すると、そのキラキラ光る泡をエサと勘違いして、稚魚が集まってくると言う
わけです。そして、泡が通り過ぎると集まっていた稚魚がパーッと広がり、
うまく群れが動くと、クリスマスツリーのように、すそが広がった形になること
もあります。イメージとしてはこんな感じです。

DSCN8623_t.JPG

とは言っても、写真では分かりにくいと思いますので、稚魚の動きを動画でご覧
ください。初めて、YouTubeにアップした動画とリンクしてみました。




あまり上手く撮れませんでしたので、実際の動きはぜひ実物でお確かめください。
といっても、いつまでも泡をエサと勘違いしてくれる保証はありませんが・・・。

あっ、一応チョウザメ2匹も一緒に泳いでいます。

DSCN8618.JPG

でも、稚魚も大きいせいか、チョウザメが近寄っても、あまり気にしてくれては
いないようです。

ちなみに、小水槽の稚魚については、先日千歳民報さんが上手な写真と一緒に
記事にしてくださいましたので、そちらもちょっとのぞいてみてください。

posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年12月14日

さよならハクちゃん

報告が遅くなってすみません。
ちょうど1週間前の12月7日朝、
開館時から大水槽で泳いでいたシロチョウザメのハクちゃん(22歳)が、
水槽の底で仰向けに横たわり死んでいました。
前日も大水槽で普通に泳ぎ、餌を食べている姿を見ていた私は、
全く突然の出来事に信じられない思いでした。

水槽からの引き上げは、
5月の採卵の時は逃げ回って大変だったのに、
あっという間に終わってしまいました。

出張中のチトセアメさんに連絡したら、
空メールを送ってしまうほど動揺したそうです。

体重などの測定後、魚拓をとることにしました。
昨年サケふるで魚拓展をやった際のイベントで、
会の方に指導されながら初めて魚拓をとりましたが、
今回はその時と大きさが全然違います。
紙は習字をやってらっしゃるボランティアの方にいただき、
ネットで方法などを調べ、素人5名がかりでトライしました。

ハクちゃんの魚拓

その後解剖したら、
体調が悪かったのか腹水がたまっていました。
ただ、北大の足立先生とも話をしたのですが、
直接の死因は分かりませんでした。

お腹には数年後に成熟予定の卵がぎっしりとあり、
再びハクちゃんの赤ちゃんを見たかったなぁ…
本当に残念です。

17年間、サケふるとともに歩んできたハクちゃん。
さようなら、そしてありがとう。












posted by りかちゃん at 13:38| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月21日

シシャモ展示中

DSCN7950.JPG

今年も恒例の、シシャモの展示が始まりました。
干してあるシシャモはお馴染みですが、活きて泳ぐシシャモの姿は、
水族館でも滅多にお目にかかれません。

しかも今年はシシャモが不漁で、なかなか採集できず苦労しました。

DSCN7951.JPG

毎年言っていますが、今年こそは何とか飼育記録を更新したいものです。
そのための一工夫として、神経質なシシャモを驚かさないようにするため、
水槽にマジックミラーを付けてみました。

こちらからはシシャモの姿が見えますが、シシャモからは人が見えない
仕組みです。

効果のほどはこれからですが、周年シシャモの姿がご覧いただけるよう、
頑張ってみたいと思います。


posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月04日

産卵で真っ白

千歳川に遡上したサケを展示している、館内の80トン水槽。
時々下の写真のように真っ白に濁ることがあります。

DSCN7863.JPG

我慢しきれず、水槽の中で産卵してしまった時に、精子で白く濁って
しまうのです。

それにしても、一回の産卵で80トンの水量がこれほど濁ってしまうとは、
どれだけ濃い精液なんでしょう。産卵が続くと、精液で濾過槽がガチガチ
に固まってしまうので、あとの始末が大変です。

というわけで、あまり水槽内で産卵して欲しくはないのですが、お客様に
とっては、産卵の瞬間に立ち会えるのは、嬉しいことに間違いありません。

意図的に水槽内の産卵をさせることはしませんが、これからも時々産卵は
見られると思いますので、産卵行動にじっくり注目してみてください。


ラベル:サケ親魚
posted by チトセアメ at 00:03| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年11月02日

大きなハナカジカ

サケふるの渓流水槽に、新しくハナカジカが仲間入りしました。
これまでも展示していたことがあるのですが、今度のは特に大きいです。

DSCN7849.JPG

全長で20cm近くあります。
千歳川にもハナカジカはいますし、観察窓でもよく姿を見かけますが、ここまで
大きい個体は滅多にいません。

実はこのハナカジカ、支笏湖でルアーにかかったものを、お分けいただきました。

DSCN7841.JPG

見事な3頭身、というところでしょうか。
ルアーをくわえただけあって、本当に頭と口が大きいです。

石の間に隠れてることが多いので、なかなか見つからないかもしれませんが、
渓流水槽の2番目にいます。

じっくり探して、見つけてください。

ラベル:カジカ類
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月20日

紅に染まる

DSCN7735.JPG

予告させていただきましたとおり、美々川に回帰したベニザケの展示が始まりました。
独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所より、飼育水の塩分濃度と長期生存の
関係を調査するために提供していただきました。今年も、本当に見事な魚体です。

でも、この水槽に泳ぐのはベニザケだけではありません。

DSCN7753.JPG

支笏湖のヒメマス(矢印)も同居しています。
ヒメマスは、ベニザケが海に出ないで湖などで一生を過ごす、湖沼残留型です。
ベニザケと同種なので、産卵を迎えたこの時期は、体が婚姻色で赤く染まります。
ベニザケより小ぶりですが、なかなか立派なものです。

ヒメマスは、支笏湖ヒメマスふ化場からお譲りいただいたものですが、今、支笏湖では
たくさんのヒメマスが泳いでいました。

DSCN7748.JPG


婚姻色のヒメマスは、ベニザケと同居しているだけでなく、館内の支笏湖水槽にも泳いでいます。

DSCN7760.JPG

銀色の未成熟なヒメマスに混じり、所々に婚姻色が出た赤いヒメマス。
何となく、秋の紅葉を思わせる美しさです。


紅葉同様に今週末が見頃かも。お時間あいましたら、美しい紅色を、ぜひご覧になってください。

あっ、22日土曜日の13時半からは、今シーズン最後のサケの採卵体験も実施します。
こちらもどうぞ、お見逃し無く。

ラベル:ベニザケ
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2011年10月13日

まだらな?カエル

ちょっと前の話で申し訳ありません。

先日ご紹介した、青いニホンアマガエル
普通のニホンアマガエルと比べると、色の違いがはっきり分かります。

DSCN7488.JPG


さて、ではこちらは・・・?

DSCN7497.JPG

お腹側から見ると、青いカエルのように見えますが、ちょっと違います。
背中側から見てみると

DSCN7507.JPG

なんと黄緑と青がまだらになったニホンアマガエルです。
長沼町で見つかったものを、分けていただきました。
しかし、何とも不思議な感じです。
ノーマルタイプと比べると、その違いがよく分かります。

DSCN7515.JPG


さて、早速皆さんにご覧いただこうと展示して数日、突然姿が見えなくなりました。
脱走のしようもないし、一体・・・・・?
よく見ると、一回り大きくなった青いニホンアマガエルがいました。

DSCN7516.JPG

その日からしばらく、青いアマガエルはエサのコオロギを全く食べず、どうやらまだらな
カエルは、青いアマガエルに食べられてしまったようです。
カエルがカエルを食べることはあるとはいえ、体サイズはあまり変わらなかったのに、
可哀想な、そして残念なことをしてしまいました。

しかし、青色がまだらに入ったカエルがいるとは、この色変化はどんな仕組みになって
いるのでしょう?カエルの世界も本当に興味深く、奥が深いです。

ラベル:両生類
posted by チトセアメ at 23:55| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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