第一発見者は当館のA館長。70cmほどと少し大きめで、うっすらと体のまだら模様(ブナケ)が出始めてはいるものの、まだ銀色が残るきれいなオスでした。
年によっては姿は見えてもすぐにいなくなってしまって撮影ができず、せっかくの情報がなかなか発信できないこともあったのですが、今回は15〜20分ほどは窓の前にとどまってくれる、サービスの良いサケでした。お陰で、写真撮影もばっちりでした。
動画も撮影できましたので、美しい魚体をご覧ください。
しかし、このところの猛暑で、千歳川の水温は20℃を超えています。冷たい水が好きなサケが、この水温の中で川を遡上するのは、さぞ大変なことでしょう。実際、ちょっと呼吸も荒かったように思います。
例年は8月中旬に初登場というのが多いのですが、今回は昨年よりも5日早く、観察記録をつけている19年間の中でも2010年とならび5番目に早い登場でした。どうも猛暑の夏ほど早くサケが登場する傾向があるような気がします。急いで水の冷たい上流へ行きたいからなのでしょうか?
過去の初登場記録につきましては、公式HPでご確認ください。
窓の前から姿を消した後も、しばらくインディアン水車橋の上からはサケの姿が見えていました。
いよいよ秋近し・・・なのでしょうか。
そう思うと、この暑さも少し名残惜しく感じてしまいます。
ラベル:サケ親魚