2014年07月06日

通勤途中のお楽しみJ − 千歳川も花盛り

この時期、千歳川の川面にはたくさんのきれいな白い花を見ることができます。

バイカモの花



千歳川にたくさん生えている水草「バイカモ」の花です。
清流の象徴のような水草で、漢字で書くと「梅花藻」。白い小さな花が、梅の花に似ているところからその名が付いたようです。今年は例年に比べ、今のところ千歳川の水位が非常に低いので、水面に出ている花がとても見やすい状況になっています。

バイカモの花


どうでしょう、上から見ると梅の花に似ているでしょうか。


実は千歳川には、「バイカモ」ともう1種、「千歳」の名を冠した「チトセバイカモ」が生息しています。
水草の図鑑によると、見分けるには花や実を拡大して見ないとならないようです。
そこで花の時期の今、ちょっと可哀想ですが少し花をいただいて顕微鏡で見てみました。

バイカモの花の顕微鏡写真


実はこのままでは種類は良く分かりません。
“花弁(花びら)”や“がく片”、“雄しべ”や“雌しべ”など花の各部が付いている「花托(かたく)」と呼ばれる部分を見る必要があるので、がく片や花弁を外してみました。

花托


点線で囲った部分が花托です。ここを拡大して見て、毛が生えていたら「バイカモ」、無毛なら「チトセバイカモ」なんだそうです。ということは、上の写真はチトセバイカモのようです。

バイカモはどうなっているかというと

チトセバイカモとバイカモ



矢印の先、左側の花托に毛が生えています。つまり、左がバイカモ、右がチトセバイカモです。

それにしても、こんな風に花を採ってきて顕微鏡で見る以外に、見分ける方法は無いのでしょうか。
千歳川に生えているバイカモをよく見ると、下の写真のように割と見かけが違う2つのバイカモの群落があることに気が付きます。

色違いのバイカモ



分かりやすいように点線でそれぞれを囲ってみました。

チトセバイカモ(上)とバイカモ(下)


上は全体的に緑色が濃く、葉が蜜に生えている感じです。一方、下の群落は明るめの緑というか少し黄緑色っぽく、葉と葉の間に茎が見えて間が開いた感じになっています。
これまで花を調べたところでは、どうも上がチトセバイカモ、下がバイカモということのようです。どちらかというと、今はチトセバイカモがたくさん開花していて、バイカモはまだチラホラという状況のようです。
果たして、全ての群落でこの見分けが通用するのかどうか、もう少し調べてみたいと思います。

とはいえ、バイカモの花は今が見頃。
種類云々あまり難しく考えず、まずは川辺を歩きながら、この季節だけの川面を彩る美しい白い花を堪能してみませんか。



ラベル: 水草
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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