黄色が鮮やかなこの昆虫。大きさも羽まで入れると10cmほどとかなり大きく、目にすれば相当のインパクトがあります。名前は“ヘビトンボ”。多い日には、通勤中だけで5〜6匹は見つかります。でも、川沿いの柵の裏側に隠れていたりと、意外に見つかっていないようです。
幼虫の時は、こんなムカデのような姿をしています。

水中にすんでいて、他の水生昆虫をエサにしています。幼虫期間は2〜3年もあるらしく、6〜7cmほどに大きくなり、乾燥したものが漢方薬「孫太郎虫」として販売もされています。
成虫になるには、土に潜って蛹にならなければならず、この時期になると水から出て川岸を這っている幼虫の姿を見かけることがあります。
幼虫も成虫も、カミキリムシを思わせるような大アゴがあり、特に成虫はさわろうとして手を伸ばすと、アゴと羽を広げ、ヘビのように鎌首をもたげ威嚇してきます。
また、私は経験無いのですが、奥様は買い物途中でヘビトンボを見つけて威嚇のポーズを撮影しようと手を伸ばしたところ、黄白色の“フン”を手にかけられたらしいのですが、そんな攻撃もするんですね。
羽を広げて飛ぶ姿は、確かにトンボに見えないこともないです。
これからの季節、夜の灯火に飛んできたりと結構目にする機会があると思います。
興味のある方は、ちょっと探してみてください。
ラベル:水生昆虫