壁面のくぼみから、ずんぐりとした丸い顔を見せているこの魚。ハゼの仲間のヌマチチブです。
本来、もっと下流域で生息していて、海と川を行き来する魚ですが、15年ほど前から支笏湖でも姿がよく見られるようになりました。
観察窓での初登場は2007年6月。その時は4日ほど姿を見せていますが、次は2010年7月に1匹。その後は、2011年9月に1匹、2012年9月に3匹、2012年10月に1匹確認されていて、今回はそれ以来、およそ1年半ぶりの登場となります。
前から見ると分かりやすい、胸鰭の付け根にある黄色っぽい帯が特徴です。
次はいつ姿を見せてくれるでしょうか。
なかなか見られないといえば、こちらもそう。
あまりうまく撮影できませんでしたが、海から遡上したサクラマスです。
観察窓からは昨年は1匹、今年もお客様からの情報も併せて3匹しか確認できていません。少なくなったというより、窓の前で見つけにくくなっただけなのでしょうか。
昨年、窓からあまり見えなくなり、年間ランキングで初めて1位の座を譲ったサクラマスの稚魚のヤマメは、今年例年通り姿を見せてくれています。現在、昨年1位のウグイの産卵がふるわないこともあり。今年ヤマメが1位に返り咲く可能性は、かなり高そうです。
ラベル:ハゼ類