まずは、見かけた昆虫類の交尾から。
こちらはガガンボの仲間です。お尻だけくっつけてお互いそっぽを向いています。
どちらがオスだかメスだかは、勉強不足でわかりませんでした。
前の記事にも登場したモイワサナエも、早速交尾していました。
前がオスで後ろがメスです。オスの副生殖器から、精子を受け取って受精します。
交尾シーンではないですが、ちょっと面白いものも見つけました。
葉っぱを丸めて上手に作ったオトシブミのゆりかごです。この形から「落とし文(ふみ)」。
成虫はこんな姿をしています。
ゆりかごのサイズに比べても、結構小さい昆虫です。種類によって、ゆりかごの形も色々あるようで、この種類が先のゆりかごを作ったかどうかは分かりませんでした。
虫の次は、またまた鳥さんです。このシリーズの第一回でお伝えしたイワツバメの巣は、こんな感じになっていました。
親鳥が何やら巣の入口でもそもそと動き回っています。ちょっとこちらを警戒している風でもあります。あまり長居すると可哀想かなと思ったその時
ん? 何やら黄色いものが見えました。拡大して見ると・・・
お腹が空いて我慢できなくなったのか、ヒナの大きく開けた黄色いクチバシが見えました。
どうやら子育ても順調なようです。
子育てといえば、こんなペアも見つけました。
マガモのペアです。手前がオスで奥がメス。メスのいる場所、どうやら巣ができているようです。
ズームにして寄ってみると
お腹の下からチラッと覗く、卵らしき白い物体。どうやらこちらも営巣中のようです。
もう少ししたら、かわいいヒナを連れて泳ぐ母ガモの姿を見られるかもしれません。
さて、最後はちょっと変わった交尾シーンです。
こちらは雨男のチトセアメのお友達、カタツムリの仲間「サッポロマイマイ」です。
今回、カタツムリの交尾を初めてナマで目撃しました。それがこちらです。
これでは良く分からないでしょうか。ではもう少し拡大してみます。
2匹のサッポロマイマイをつなぐ、2本の紐のようなものが分かるでしょうか。
カタツムリの仲間は雌雄同体なので、交尾の際はお互いが同時にオス・メス両方の役割を担います。この紐状のものはお互いの生殖器で、だから2本あるんですね。それぞれに相手の生殖孔に差し込んで、交尾となるらしいです。動画でご紹介とも考えましたが、しばらく見ていてもほとんど動きが無く、あまり意味のないことに気づきました。カタツムリは交尾もやっぱりゆっくりなんです。
梅雨のない北海道ですが、ここしばらく雨模様が続くようです。
カタツムリさんの交尾シーンにまた出くわさないかと思うと、雨もなかなか楽しいです。