中でも最近目立ち始めたのは、幼虫時代を水中で過ごし、羽化して成虫になると空を飛ぶ水生昆虫の仲間です。
以前の記事でご紹介したカワゲラの仲間もその1種ですが、代表格と言えばやはりこの昆虫でしょうか。
お馴染み、トンボの仲間です。トンボの幼虫は、よく知られた「ヤゴ」ですね。
写真はまだ羽化したての、ニホンカワトンボのメスです。
よく見ると、複眼がまだ灰色で光沢もなく、羽も瑞々しく柔らかそうです。
ニホンカワトンボのものは見つけられませんでしたが、こんな羽化殻は見つけました。
成虫になった姿はこちらです。
モイワサナエの羽化殻でした。千歳市街地周辺より上流の千歳川流域では、一番最初に目にするトンボです。
他にもシオカラトンボらしき羽化殻も見つけました。
こちらはちょっと遠回りした際、近所の公園の池に生えていたコウホネの葉に付いていました。
ちなみに、コウホネも黄色い花をつけていました。
少し横道にそれますが、同じ池ではキショウブの花も綺麗に咲いていました。
他にもトビケラの仲間のヒゲナガカワトビケラの成虫や
モンカゲロウなどのカゲロウの成虫や亜成虫も見かけました。
水生昆虫ではありませんが、もう一つ見かけた羽化殻がこれです。
姿形でお分かりですね。こちら、エゾハルゼミの羽化殻です。
成虫はちょっと聞くとカエルの鳴き声と間違えそうな声で鳴いていますが、なかなか姿は見つかりません。
私自身、まだ今年は成虫を撮影できておらず、ちょっと反則で昨年の写真でどうぞ。
木々の緑も濃くなり、セミも鳴き、いよいよ千歳も夏近しという感じになってきたようです。