バックヤードで飼育しているトゲウオの仲間「イトヨ」が産卵しました。
イトヨはオスが水草などを使って鳥のように巣作りをして、そこにメスが卵を産み、ふ化するまでオスがせっせと世話をします。
成熟したオスは、背中が青くお腹が赤い婚姻色を現し、結構派手な体色になります。
巣はどんな感じかというと・・・
矢印のところにあるのが巣ですが、少々分かりにくいですね。少しアップにしてみます。
せっかくレイアウトしていた水草のヘアーグラスを見事になぎ倒し、固めて上手に巣にしています。
さらに拡大して見ると
透明な卵が入っているのが分かるでしょうか。
お父さんは頻繁に巣の入口にやってきては、胸ビレを使って卵に水を送ったり、口でつついて巣の形状を整えたりしています。
卵が見えているのが気に入らなかったのか、巣の形状はこのあとどんどん変わり、最後は水草でしっかり隠されてしまいました。
ちょっとだけ、オスのお世話の様子を動画でどうぞ。
順調にいけば、1週間から10日ほどで稚魚がふ化してくることでしょう。
ふ化したら、皆さまにもご覧いただけるよう展示に出したいと思っていますので、もうしばらくお待ちください。
ラベル:トゲウオ類