カイくんが、エサを並べて困るとお話しした人工芝の上に、コロンと乗っかる白い物体。
そう、1つだけですがツブリちゃんが初めて卵を産んだようなのです。
何という、やらせのようなタイミング。
カイツブリの卵は初めて見ましたが、卵の左側にいるカイくんと比べても、意外に大きい! そして白い!
本来、カイツブリは水面に水草などで浮巣を作り、そこに産卵するようです。
今回は浮島の人工芝の上に、少しだけ抜けた羽毛が集められていて、何となく巣作りをした気になったのでしょうか。
巣材もないし、急に産卵にいたるようなことはあるまいと油断していた私たちは、突然のことに朝から大わらわ。
親鳥たちは全く卵を抱く気配もなく、さてどうしたらよいのやら。
カイツブリをお分けいただいた井の頭自然文化園の皆さんや、鳥に詳しくカイツブリがらみではいつも助けていただいているCarpさんに連絡を取り、どうにかこうにか対処しました。
とりあえず、卵はバックヤードの恒温器に入れて様子を見ています。初産の卵は多くの場合無精卵らしく、あまり期待はできないらしいですが、4日後くらいには検卵すれば発生しているかどうかが分かるらしいです。
また、このあとも続けて卵を産む可能性があるとのことで、早速巣材となりそうな植物を集めて、浮島の上にまとめてあげました。
作った私自身、あまり良い出来ではないなと思いはしましたが、カイくんはさらに気に入っていない様子で、草を引っこ抜いては移動させたりしていましたが、明日の朝にはどうなっているでしょうか。
果たして、卵は有精卵なのでしょうか? そして今後も産卵は続くのでしょうか?
続報をお待ちください。
ラベル:カイツブリ