2011年10月20日

紅に染まる

DSCN7735.JPG

予告させていただきましたとおり、美々川に回帰したベニザケの展示が始まりました。
独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所より、飼育水の塩分濃度と長期生存の
関係を調査するために提供していただきました。今年も、本当に見事な魚体です。

でも、この水槽に泳ぐのはベニザケだけではありません。

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支笏湖のヒメマス(矢印)も同居しています。
ヒメマスは、ベニザケが海に出ないで湖などで一生を過ごす、湖沼残留型です。
ベニザケと同種なので、産卵を迎えたこの時期は、体が婚姻色で赤く染まります。
ベニザケより小ぶりですが、なかなか立派なものです。

ヒメマスは、支笏湖ヒメマスふ化場からお譲りいただいたものですが、今、支笏湖では
たくさんのヒメマスが泳いでいました。

DSCN7748.JPG


婚姻色のヒメマスは、ベニザケと同居しているだけでなく、館内の支笏湖水槽にも泳いでいます。

DSCN7760.JPG

銀色の未成熟なヒメマスに混じり、所々に婚姻色が出た赤いヒメマス。
何となく、秋の紅葉を思わせる美しさです。


紅葉同様に今週末が見頃かも。お時間あいましたら、美しい紅色を、ぜひご覧になってください。

あっ、22日土曜日の13時半からは、今シーズン最後のサケの採卵体験も実施します。
こちらもどうぞ、お見逃し無く。

ラベル:ベニザケ
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(1) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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