予告させていただきましたとおり、美々川に回帰したベニザケの展示が始まりました。
独立行政法人水産総合研究センター北海道区水産研究所より、飼育水の塩分濃度と長期生存の
関係を調査するために提供していただきました。今年も、本当に見事な魚体です。
でも、この水槽に泳ぐのはベニザケだけではありません。
支笏湖のヒメマス(矢印)も同居しています。
ヒメマスは、ベニザケが海に出ないで湖などで一生を過ごす、湖沼残留型です。
ベニザケと同種なので、産卵を迎えたこの時期は、体が婚姻色で赤く染まります。
ベニザケより小ぶりですが、なかなか立派なものです。
ヒメマスは、支笏湖ヒメマスふ化場からお譲りいただいたものですが、今、支笏湖では
たくさんのヒメマスが泳いでいました。
婚姻色のヒメマスは、ベニザケと同居しているだけでなく、館内の支笏湖水槽にも泳いでいます。
銀色の未成熟なヒメマスに混じり、所々に婚姻色が出た赤いヒメマス。
何となく、秋の紅葉を思わせる美しさです。
紅葉同様に今週末が見頃かも。お時間あいましたら、美しい紅色を、ぜひご覧になってください。
あっ、22日土曜日の13時半からは、今シーズン最後のサケの採卵体験も実施します。
こちらもどうぞ、お見逃し無く。
ラベル:ベニザケ