2009年06月07日

ついに産卵!シロチョウザメ

昨年から続けてきたチョウザメの採卵ですが、シロチョウザメの雌雄から、ようやく
受精卵を得ることができました。

DSCN0937.jpg

今回はバックヤードに組み立て式の直径2.5mのキャンバス水槽を設置し、大水槽から
チョウザメたちを移動して、人工採卵を行います。

ホルモン注射を打ち排卵を促し、24時間後から2〜3時間おきにお腹を押して卵が出るか
確認します。
最初の確認が16時頃、まだ出ない、まだ出ないと、翌日の午前5時。やっぱり出ない。
またもや排卵しないのかと、不安になりながら確認した6時半、お腹を押され嫌がった
メスが泳ぎ去ったあとに、黒いツブツブが見えました。
拾ってみると「やった〜!」紛れもないキャビアでした。

さて、ここからがいよいよ本番です。

DSCN1157-thumbnail2.jpgDSCN1061-thumbnail2.jpg


水槽から担架にチョウザメを追い込み、そのまま麻酔用の水槽に移動します。相手は
体重60kg、体長2mの大物です。5人がかりでの移動です。

DSCN1057.jpg

麻酔がかかったらタオルをまいて麻酔から出し、お腹を絞ります。
すると・・・。

DSCN1109.jpg

大量の卵が出てきました。ようやくお目にかかれたキャビアに感動です。

でも、1回で全ての卵が出るわけではありません。少しずつ排卵した卵を絞り出し、
結局今回は夜9時まで、5回にわたって採卵することになり、最終的に1万粒ほどの
卵が採れました。


メスはかなりお疲れのようでしたが、何とか無事大水槽に戻りました。でも、まだ調子が
戻らないらしく、時々激しく暴れ、来館された皆さんを心配させています。
また、卵の質もあまり良くなかったようで、果たしてどのくらい孵化するのか、まだ分かり
ません。
「一安心」となるには、1週間くらいかかりそうですが、何とか親も卵も、無事生き
延びて欲しいものです。


採卵の記事が、千歳民報にも掲載されました。そちらもどうぞ、ご覧ください。




ラベル:チョウザメ
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☁| Comment(0) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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