このサケたち、かなり熱の入った産卵行動に見えたので、きっと1時間以内には産卵するに違いないと予想して一応ビデオカメラを設置しつつ、作業の合間で間もなく1時間が経とうという頃、ちょっと様子を見てみました。
すると、ちょうど水中観察室の階段を下り始めた瞬間、さっとなだれ込む数匹のオスとともに、放精により白く煙る水。なんと、元旦早々ラッキーなことにサケの産卵の瞬間に立ち会うことが出来たのです。
設置したビデオカメラを操作する時間的余裕はなかったのですが、それなりの映像が撮れていましたので、皆さまにもお裾分けです。少し長めの映像ですが、1分30秒あたりで産卵します。
お供えの鏡餅の前の窓で産卵というのが、お正月らしくて縁起が良いですね(そんなこともないか)。なんだか今年も良いことありそう。いきなり運を使い果たしたなんてことじゃなければいいのですが。
帰宅して、妻と娘にこの出来事を自慢たらたらに話してみると、特に感心した風もなく娘が一言。
「あっ、お母さん、明日イクラ食べたい」
そうきたか。確かにお正月用に用意してはあったのですが、このタイミングで言ってくるとは。
ちょっとだけ、うかれた気分がしぼんでしまった父でした。
さて、気を取り直して明日はサケふる2014年の新春オープンです!
まずは空くじなしの新春初夢プレゼントからスタート。
今日産卵したサケのメスも、次の産卵床を掘り始めていましたので、明日もまだ産卵の可能性があるかもしれません。
皆さまのご来館を、お待ちいたしております。
ラベル:サケ親魚