2013年12月09日

あっかんべー

サケふるの大水槽には、現在3種8匹のチョウザメが泳いでいます。
その中にシロチョウザメのメスがいるのですが、シロ(白)チョウザメなのに黒いんです。

DSCN6576.JPG

手前の白いのがオス、奥の黒いのがメスです。
こうしてみると、色の違いが一目瞭然。
オスは美深のチョウザメ館からお借りしている個体で、メスの方は元々は新千歳空港の水槽で泳いでいた子で、北海道大学で引き取って育てていたものを、繁殖用に当館にお譲りいただいたものです。
北大では外池で飼っていたので日に焼けて、女の子なのにすっかり顔グロのクロちゃんになってしまったとか・・・。

本来、チョウザメはサメではないので、このシロチョウザメなどは生きている魚を襲って食べるようなことはまずありません。でも、死んだ魚なら別です。

大水槽のサクラマスが成熟を迎え、ポチポチ寿命となっているのですが、死んでしまったサクラマスは通常私たちスタッフが取り出しています。でも、先日気がつくとクロちゃんが、こんなことになっていました。

DSCN6505.JPG

口からビロンと出ているのは、サクラマスの尾ビレです。
大水槽を泳いでいたサクラマスなので、30〜40cmはあったはずなのですが、歯がないので多少苦労している感はあるものの、丸呑みです。

DSCN6510.JPG

それがまた、間の悪いのかラッキーなのか、ちょうど午後3時のエサの解説の時だったので、結構多くの方が目にするところとなりました。喜ぶ方もいれば複雑そうな表情を浮かべる方も。
解説する私も、普段どおり「この水槽のチョウザメは他の魚を襲って食べたりしない」といいつつ「でも死んじゃったらこうして食べるんです」なんて、ちょっと言い訳がましくしどろもどろ。
すると小さい子がちょっと一言。「あのお魚、あかんべーしてるの?」

DSCN6508.JPG

そういわれれば、見えなくもないでしょうか。
お陰で少しだけ、場の雰囲気が和んだような気もしました。

以前もチョウザメがブラウントラウトの死骸を食べていたことがありましたが、この時クロちゃんはまだサケふるにいませんでした。
北海道大学ではエサに冷凍の魚を丸で与えたりしていたようなので、未だにクロちゃんは魚が好物なのでしょう。他のチョウザメではまず無いのに、クロちゃんだけはこうして尾ビレだけ口から出ている姿が、複数回目撃されています。きっと今後も時々、やってくれちゃうことでしょう。それが彼女の栄養になり、近い内に繁殖に至ってくれるなら、まぁそれもいいでしょうか。

ちなみに、以前のハクちゃんと違い、クロちゃんは私が勝手に呼んでいる名前です。
もしもいつか日焼けの黒が抜け、色白美人になる日がきたら、また素敵な名前を考えないといけないですね。




ラベル:チョウザメ
posted by チトセアメ at 23:57| 北海道 ☔| Comment(0) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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