見せました。
産卵中のウグイの群れに混じって、一緒に泳いでいます。
もしかして、ウグイの卵のおこぼれを狙ってきたのかと
しばらく観察していました。
5回ほど産卵の瞬間に立会い、散らばり流れる卵をウグイたちが
がっついて食べる中、ニジマスは全く知らん顔をしていました。
卵に興味も示さず、激しいウグイたちの動きに、むしろうっとうし
そうに、産卵の瞬間はその場から少し離れる様子すら見られました。
ニジマスにとって、ウグイの卵は決してご馳走ではないようです。
話は変わりますが、観察窓にこんなエゾウグイの姿もありました。
オモリ(水色矢印)付きの釣り針(赤矢印)が、エラぶたの上に刺さった
ままになっています。
潜って針をはずしてあげようかと思ったのですが、ずりずりとオモリ
を引きずったまま、意外に身軽に窓の前から泳ぎ去っていきました。
とはいえ、あのままではエサをとるのも容易ではないでしょう。
上手いこと針が外れ、元の生活に戻ることができるよう、願っています。