2012年06月30日

鳥(捕)物帖

本日日中、サケふるではちょっとした騒ぎがありました。
バックヤードで作業していたタッチャンが事務所にやってきて一言。
「鳥がバックヤードに迷い込んでいます」

2階のバックヤードは、窓の前にもカバーがあったりと、鳥が潜り込む
ようなところは無いはずなのですが、ハテ?

見に行ってみると、鳥の姿はどこにもありません。
タッチャンが、危うく「オオカミが出た」の羊飼いの少年になりかけ
ていたところ、今度はエントランスホールから「鳥がいる」という
報告が。

DSCN0560.JPG

矢印のところ、シルエットがお分かりいただけるでしょうか。
拡大してみると

DSCN0559.JPG

どうやらハクセキレイのようです。
早く外に逃がしてあげようと、網を持って捕まえようとしたのですが、
セキレイだって必死です。館内をあっちへ飛びこっちへ飛び

DSCN0563.JPG

結局、屋上から出ている天窓の方へ飛んで行ったところまでは確認できた
のですが、その後は行方知れずになり、取り(鳥)逃がしてしまうという
結果に終わってしまいました。

今日の千歳は暑かったので、あちこちの窓や入口を開け放してあったの
ですが、果たして無事に脱出できたでしょうか。

元気に外の世界に戻れたことを、信じたいと思います。



ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:27| 北海道 ☔| Comment(0) | ちょっと裏話 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

真似してます?

気がつけば6月も今日で終わり。北海道もすっかり夏らしくなりました。
生き物たちの動きも活発になる中、サーモンパークでちょっと変わった
昆虫を見つけました。

DSCN0251.JPG

この姿が目に入ったときは、アシナガバチの仲間かと思いましたが、
何となく違和感を覚えてよーく観察してみると、どうやら蜂に擬態した
ガガンボのようです。ガガンボとは、脚が長く、蚊を大きくしたような
昆虫で、普段はこんな姿を目にすることがあるのではないでしょうか。

DSCN1167.jpg

今回の蜂みたいなガガンボ、調べてみるとマルモンクシヒゲガガンボと
いう種類に近いようですが、はっきりとは分かりませんでした。

DSCN0267.JPG

それにしても蜂によく似ていて、お尻に針がありそうな雰囲気もよく
出ています。

蜂へ擬態して身を守るというのは、昆虫ではちょくちょく見受けられる
ようで、こんな昆虫にも出会ったことがあります。

NEC_0304.JPG

どう見ても蜂のようですが、実はこちらはキタスカシバという蛾(ガ)の
一種です。どうやってこの姿を獲得したのか、とても興味深いですね。

他にもそっくりさん昆虫は色々いるようですので、皆さんもぜひ探して
みてください。


ラベル:陸生昆虫
posted by チトセアメ at 07:05| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月29日

混じってます?

ウグイの産卵の話題続きですみません。
今、観察窓の前には3種類のウグイが集まって産卵行動をしています。
普段は姿がよく似ているため見分けにくいこの3種ですが、産卵期の婚姻色が出ると
その違いが分かりやすくなります。

DSCN0465.JPG

これが普通のウグイ。体が黒ずんでいて、横に赤い3本線が出ています。
3種類の中では一番赤い部分が多く、「アカハラ(赤腹)」の別名に最もふさわしい
種類です。残りの2種はこちら。

DSC_0607.JPG

上がマルタウグイで下がエゾウグイです。
マルタウグイは基本的に全身黒っぽく、腹部が白くなり、そのお腹の白い部分の上に
赤い線が1本出ます。また、背びれの付け根やエラぶたの上の部分も赤くなります。

エゾウグイは体側に黒い線が出て、エラぶたの下のほっぺたの部分と、各ヒレの付け根が
赤くなります。

こうして並べてみると、よりその違いがはっきりすると思いますが、ではこれは?

DSCN0506.JPG

写真中央のこの個体、恐らくエゾウグイとマルタウグイの雑種だと思います。
上の写真と見比べると、婚姻色と体形の混ざり具合がよく分かるのではないでしょうか。
他にも、色々と怪しげな婚姻色を呈した個体が、チラホラ見受けられます。

この3種、時期も場所も似通って産卵しますので、雑種ができてしまうのも当たり前と
いうところでしょうか。でも、そうすると種のあり方ってどうなっているのでしょう?

本当に不思議なウグイたち。
外道として粗末に扱う前に、その魅力にも少し目を向けていただきたいものです。


posted by チトセアメ at 23:56| 北海道 ☔| Comment(6) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月28日

ウグイの産卵 過酷

先日ご紹介した、観察窓でのウグイの産卵は、未だ激しく続いています。
一時少なくなったマルタウグイも、また再び数を増し、婚姻色の鮮やかなウグイが
窓の手前を埋め尽くし、非常に見応えがあります。

DSCN0496.JPG

ウグイたちが産卵する川底の砂利の間には、もちろん卵があるはずです。
窓に寄ってくれている砂利の中に目をこらすと、ありました。
直径2mmほどのウグイの卵です。

DSCN0489.JPG


さらに拡大してみると、卵の中で成長している様子も良く分かります。

DSCN0489_up.JPG

でも、油断は大敵です。
ウグイの激しい産卵行動によって、砂利の様子は刻一刻と変化していきます。
さっきまでは砂利の中で守られていても、気がつくと表面に出でているなんていうことも。
その結果はこの通り。



見る間に食べ尽くされてしまいます。

今週末もまだまだウグイの産卵は続くと思いますので、ぜひご来館の上、ご覧下さい。

ラベル:コイ類
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年06月16日

ウグイ来ました!

DSCN0465.JPG

水中観察室に、ついにウグイの群れが現れました。
鮮やかな婚姻色の赤いラインを身にまとい、何百というウグイたちが集まっています。

DSCN0454.JPG

赤い3本ラインのウグイ、そして頬の部分が赤いエゾウグイに加え、今年は大きなマルタウグイもたくさん集まっています。

DSCN0463.JPG

産卵はしばらく続くと思います。
ライブカメラでもご覧いただけますが、ぜひナマで迫力ある様子をご覧ください。

ラベル:コイ類
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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