2012年01月31日

子持ちキュウリ

“子持ちキュウリ”といっても、“子持ちコンブ”みたいに、卵が付いた野菜のキュウリ
ではありません。

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本当はご覧の通り、キュウリの後ろに“魚”が付いて“子持ちキュウリウオ”でした。
ということで、子持ちシシャモと一緒で、卵をいっぱい持ったメスのキュウリウオを
干したものです。

シシャモもキュウリウオも、どちらもキュウリウオ科の魚です。
焼いてみるとこの通り、よく似ています。


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でも、顔を見ると明らかに違います。

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こんなに鋭い歯で、口の大きなシシャモはいないですね。

キュウリウオは野菜のキュウリと同じ少々強めの青臭い香りがしますが、この干した
キュウリウオは、臭いはほとんどありません。
頭からかぶりついても大丈夫。皮が固いのが少し気になりましたが、卵はシシャモ以上
にたっぷり入っていて、魚卵好きの方にはこたえられないかもしれません。
しかもお値段は10匹入って400円ほどと、シシャモよりリーズナブルです。

このキュウリウオ、シシャモで有名な鵡川産でした。
北海道にしかいない魚なので、本州での入手は困難かもしれませんが、見かけたらぜひ
一度お試しください。



posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(2) | 日々雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月30日

春近し・・・?

相変わらず寒い日が続き、水温が1℃台と冷たい千歳川。
水中観察室からは、ついにサケの親の姿が消えてしまいましたが、代わって気の早い
サケの稚魚が姿を現してくれました。

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今年は新春オープン初日にも1匹観察窓から見えるという、早い登場がありましたが、
1月中にまさかまたサケ稚魚が登場するとは思いませんでした。


少し撮影していると

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なんと、2匹目も現れて一緒に泳ぎ始めました。
強烈な寒さが続く毎日ですが、もしかすると春の訪れは意外に近くまで来ているの
かもしれません。

posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月27日

温泉?

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今朝の千歳川です。温泉かと見まごうばかりに、もくもくと川霧が立ち上っています。
今朝の千歳は気温-24℃。気温と水温の差が大きいと、こんな風になるらしいのですが、
このところの千歳は、連日-20℃あたりまで気温が下がり、毎日のようにこのような
風景を目にしています。

ここまで気温が下がると、“寒い”というより“痛い”感じです。
徒歩で通勤してきた、普段は寒さをものともしないPinkBoASTARさんが、事務所に
入るなり両頬を押さえ「顔が割れる〜〜っ!」とのたうっている様子が、そのことを
よく物語っていました。


サーモンパークの小川にも湯気が立ち上っていましたが、こちらにはマガモとダイサギが
来ていました。

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この絵面だけ見ると、つい温泉に気持ちよさそうにつかっているニホンザルなどを連想して
しまいますが、水温だって1℃ほどしかありません。そのあまりの寒さのせいか、いつもなら
すぐ逃げ出す鳥たちも、割と近くまでの接近と撮影を許してくれました。


そんな厳しい気温ですが、その寒さのおかげで、雪ランドの雪像たちは元気いっぱいです。
今日からは、支笏湖氷濤祭りも始まり、各地の雪のイベントも本格化してきたのではない
でしょうか。

氷濤祭りでは29日の15時から、サモン君も登場するサケふるのステージがあります。
しっかり防寒をして、ぜひお出かけください。

ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月21日

エサガチャ登場

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サケふるの地下、もの知りプラザ付近に本日から、写真のようなガチャガチャが
登場しました。

ガチャガチャのカプセルの中には魚たちのエサが入っていて、皆さんに気軽に
エサやりを体験していただこうというものです。


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上段には「大きな魚用」の粒の大きなエサ、下段には「小さな魚用」の粒の小さい
エサが入っています。
ガチャガチャは1回100円、上段、下段とも、1日10個ずつの限定です。

でも、どこの水槽にやっていただいても良いというわけではありません。


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エサやりの対象となっている水槽には、この表示がしてあります。
ぜひ、皆さんで楽しんでください。


あっ、大水槽のエサやり体験は別口で、2月いっぱい土・日・祝日の14:50から実施中
です。水族館の裏側に行って、大水槽の上からエサをやることができます。
先着20名で、入館料の他に参加費が100円かかります。

参加してくださった方には、雪ランドのバギーそり搭乗無料券をプレゼント。

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たくさんの方のご参加を、お待ちいたしております。

ラベル:雪ランド
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2012年01月20日

母は強し

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今朝、水中観察室に40cmほどのブラウントラウトのペアが現れました。
2年ほど前に、ブラウンの産卵が窓の前で見られましたが、はっきりペアだと分かる
ブラウンが登場したのは、そのとき以来です。

とはいえ、その気なのはオス(写真の後ろの個体)ばかり。
体を震わせ、一生懸命メスにアピールするも、メスは知らん顔で、産卵床を
掘る素振りもありません。


そうこうするうち、2匹の間に割って入る姿が・・・

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産卵を終えたサケのメスです。
実は矢印のところの砂利の盛り上がりは、彼女が卵を産んだところなのです。
大事な卵を掘り出されてたまるかと、近くで産卵行動を始めそうなこのペアに
けん制に入ったようです。

でもこのメスは、すでに産卵を終えて3週間近くここにとどまっています。
もう素早く泳ぐこともできず、噛みつく力も無いようです。ただただブラウン
の周りをフラフラとまとわりつくように泳ぐという感じでしたが、卵を守ろう
という必死さは伝わってきた気がします。

彼女の気迫に負けたのか、結局ブラウンは2匹そろって泳ぎ去っていきました。


夕方、観察窓を確認したとき、このメスの姿は見えなくなっていました。
まさに、最後の力をふり絞っての行動だったのかもしれません。

観察窓の前の川底に埋もれた、たくさんのサケの卵たち。
つい、できるだけ多くの卵が、無事に孵化してくれるといいなと思って
しまいました。

posted by チトセアメ at 23:56| 北海道 ☔| Comment(2) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月19日

卵み〜つけた!

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千歳川水中観察室の一番下流(左)側の窓では、砂利が盛り上がって窓の下の方に
まで届いています。この砂利の中をよく見ると


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なんと、サケの卵がいっぱい、ガラス越しに見えています。
サケの産卵は一応一区切り、今朝はメスのサケ3匹が、産んだ卵を守っていましたが、
卵そのものも、たまたまガラスに寄ってきて、見えるようになったようです。
決してヤラセではありません。

このまま無事孵化するところが見られたら、きっと感動ですね。
千歳川の河床の砂利は動きやすいので、このままの状況で見続けることができるか
どうかは分かりませんが、孵化の瞬間を楽しみに、見守っていきたいと思います。



posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(4) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月18日

タコとタツとサケ

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今年もついに、サーモンパークに雪ランドがオープンしました。
待ちかねていた方も多かったようで、連日たくさんのお客様にご来場いただいています。

今回も巨大な雪の滑り台を中心に、皆さんに楽しんでいただけるイベントも色々とご用意
しておりますので、サーモンパークで存分に雪あそびを満喫していただきたいと思います。


恒例なのは滑り台だけでなく、たくさんの雪像もそうです。
まだ始まってすぐなのであまり多くはないですが、まずは雪ランドの中央に、小さなお子様
でも楽しめる、タコの滑り台がお目見えしています。

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また、サケふる前には、今年もスタッフ作成の雪像が、とりあえず2体登場しました。
一体は今年の干支にちなんだこちら。

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そう、タツノオトシゴです。
タツノオトシゴ好きな、タッチャンが製作しました。昨年に比べ、相当に腕が上がって
います。できばえは、子どもたちに大人気なことからもよく分かります。


さて、昨年はカイツブリサケ、一昨年はシロチョウザメのハクちゃんを製作した私、3年目の
一体目は、サモン君にチャレンジしてみました。


やはり表情が難しく、かなり苦戦しましたが、できばえはこんな感じです。

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うーん、少し怖いでしょうか。でも、一応皆さんには「あっ、サモン君だ!」と言っていただ
けるのが嬉しいです。

今年の雪ランドオープニングでも演奏してくださった、和太鼓Team千舞泉美太鼓の皆さんにも、
ブログでほめていただきました。ありがとうございました。

今年ももう一体くらいは作りたいと思っています。
何ができるか、楽しみにお待ちください。



ラベル:雪ランド
posted by チトセアメ at 01:34| 北海道 ☔| Comment(2) | イベントのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

スーパースターK

皆さんは、“SUPER STAR K”という番組をご存じでしょうか。
新たな韓流スター発掘のオーディション番組で、BSジャパンで放送中です。

実は先日、この番組の北海道ロケがあり、ふるさと館にも立ち寄ってくださいました。

韓流スターのオーディションで勝ち残っている皆さんだけあって、かっこいい方ばかり
だったようですが、たまたまサケふる受付のMさんが、こちらの番組を知っていて、
すっかり皆さんに気に入られ、色々と話しかけてもらっていたようです。

当日の様子は撮影できていませんが、こちらの方のブログでサケふるの写真含め、
紹介されていましたので、興味ある方は覗いてみてください。

それにしても、最近本当にアジア圏を中心に、海外のテレビ番組の取材が多いです。
文化の違いもある中で、サケふるはどんな風に紹介されているのでしょう。

本放送を見ることができないし、見ても言葉が分からないかもしれませんが、非常に
興味のあるところです。


ラベル:取材関係
posted by チトセアメ at 00:55| 北海道 ☔| Comment(0) | 日々雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月17日

興味津々?

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以前このブログで、サーモンパークによく姿を見せるようになった“サギ”のお話
しましたが、実はあのサギ、未だにサーモンパークをウロウロしています。

実はあのときは、“チュウサギ”かもとご紹介したのですが、どうやらダイサギだった
ようです。

時には風見鶏よろしく、こんなところにもいたりします。

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あの大きな体で、よくバランスがとれるものだと感心してしまいます。

このところだいぶ人慣れもしたのか、ふるさと館の非常口のすぐ前にたたずんでいることも
しばしばで、非常口の前は足跡だらけになることもしばしばです。

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非常口前にダイサギが立っていても、意外に気づかないお客様も多いのですが、それも
白い姿が雪に溶け込んでいるからなのでしょうか。

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うーん、確かに分かりにくいかもしれません。
でも、時には気がつくお客様もいらっしゃり、そんなときは驚いて
「え、あれ作り物じゃないよね?」とか「あの鳥、放し飼いにしてるの?」
などと尋ねられることもあります。

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しかし、なぜこんなにサケふるの中熱心に覗いているのでしょう?
ダイサギの見つめる視線の先に、興味を引きそうなものと言えば・・・・・

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エントランスホールの水槽を泳ぐ、ニジマスのアルビノたちがいました。
もしかすると、エサと認識して食べようとしているのかもしれません。
非常口を開けておいたら、果たして館内に入ってくることもあるのでしょうか。
といっても、この連日の寒さで、非常口を開け放しておくなんてことはとてもできませんが。


このダイサギ、しばらくは色々と話題を提供してくれそうです。



ラベル:野鳥
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2012年01月07日

2012年 新春オープン!

皆さま、お待たせいたしました。
千歳サケのふるさと館は、冬季の整備休館を終え、装いも新たに本日朝9時より
2012年の開館となりました。新春オープン初日、本当にたくさんの方にご来館
いただき、心から感謝申し上げます。
次々においでくださるサポーター会員の皆さんのお顔に、本当に嬉しくなりました。


さて、オープニングイベントは恒例の餅つき&お汁粉のサービスです。
小さなお子さんも子ども用の杵を持って、一生懸命お餅をついてくれました。

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お汁粉の方も行列ができる盛況ぶりで、美味しく召し上がっていただけたようです。

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そんなオープン初日に、水中観察室では嬉しいハプニングが2つありました。
1つはこちら。

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窓の前に集まるたくさんのお客様。
実はこの窓で、サケのペアが産卵行動の真っ最中でした。かなり良い感じのメスの
様子に、「午前中くらいには産卵するのでは」などと調子に乗って宣言してしまった
ため、皆さんじっと産卵の瞬間を目撃しようと待ってくださっていたのです。

午前11時15分くらいから皆さんの視線を浴び続けるサケのペア。途中、他のサケが
邪魔に入ったりもして、なかなか産卵してくれません。私も冷や汗もので見つめて
いましたが、刻限の12時を若干回ってしまったとき、ついに産卵シーンを目の当たり
にすることができたのです。

これほどの人数のお客様が、いっぺんに産卵の瞬間を目にされたのは、恐らく開館
以来初めてだと思います。そのときの皆さんの歓声とサケへの拍手は、何ともいえ
ない初めて体験する雰囲気で、中には目を潤ませている年配の方もいらっしゃり、
私もかなり感動してしまいました。



サケからのサプライズなオープニングプレゼントに続いて、もう1つはこちら。

DSCN8180.JPG

なんと、こんな時期の観察窓に、サケの稚魚が早くも姿を現したのです。
赤丸の中に1匹いるのが、おわかりいただけるでしょうか。
1月のサケ稚魚出現は、きちんと記録を確認しないとなりませんが、こちらも恐らく
開館以来1,2を争う早さだと思います。


色々と嬉しいことや驚くことが重なった2012年オープン初日。
今年も皆さまのおかげで、素晴らしいスタートを切ることができました。
改めまして、どうぞ今年も千歳サケのふるさと館を、よろしくお願いいたします。


明日は午後1時半から、新春お茶席と和琴の演奏会、また南京玉すだれの実演と体験
なども行います。皆さまのご来館を、心からお待ちいたしております。


ラベル:サケ稚魚
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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