皆さま、お待たせいたしました。
千歳サケのふるさと館は、冬季の整備休館を終え、装いも新たに本日朝9時より
2012年の開館となりました。新春オープン初日、本当にたくさんの方にご来館
いただき、心から感謝申し上げます。
次々においでくださるサポーター会員の皆さんのお顔に、本当に嬉しくなりました。
さて、オープニングイベントは恒例の餅つき&お汁粉のサービスです。
小さなお子さんも子ども用の杵を持って、一生懸命お餅をついてくれました。


お汁粉の方も行列ができる盛況ぶりで、美味しく召し上がっていただけたようです。


そんなオープン初日に、水中観察室では嬉しいハプニングが2つありました。
1つはこちら。

窓の前に集まるたくさんのお客様。
実はこの窓で、サケのペアが産卵行動の真っ最中でした。かなり良い感じのメスの
様子に、「午前中くらいには産卵するのでは」などと調子に乗って宣言してしまった
ため、皆さんじっと産卵の瞬間を目撃しようと待ってくださっていたのです。
午前11時15分くらいから皆さんの視線を浴び続けるサケのペア。途中、他のサケが
邪魔に入ったりもして、なかなか産卵してくれません。私も冷や汗もので見つめて
いましたが、刻限の12時を若干回ってしまったとき、ついに産卵シーンを目の当たり
にすることができたのです。
これほどの人数のお客様が、いっぺんに産卵の瞬間を目にされたのは、恐らく開館
以来初めてだと思います。そのときの皆さんの歓声とサケへの拍手は、何ともいえ
ない初めて体験する雰囲気で、中には目を潤ませている年配の方もいらっしゃり、
私もかなり感動してしまいました。
サケからのサプライズなオープニングプレゼントに続いて、もう1つはこちら。

なんと、こんな時期の観察窓に、サケの稚魚が早くも姿を現したのです。
赤丸の中に1匹いるのが、おわかりいただけるでしょうか。
1月のサケ稚魚出現は、きちんと記録を確認しないとなりませんが、こちらも恐らく
開館以来1,2を争う早さだと思います。
色々と嬉しいことや驚くことが重なった2012年オープン初日。
今年も皆さまのおかげで、素晴らしいスタートを切ることができました。
改めまして、どうぞ今年も千歳サケのふるさと館を、よろしくお願いいたします。
明日は午後1時半から、新春お茶席と和琴の演奏会、また南京玉すだれの実演と体験
なども行います。皆さまのご来館を、心からお待ちいたしております。
posted by チトセアメ at 23:58| 北海道 ☔|
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水中観察室
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