2014年09月10日

サケ親魚展示中

インディアン水車橋


ご報告が遅くなりましたが、インディアン水車でのサケ捕獲も始まり、いよいよ千歳川に戻ってきたサケ親魚の展示が館内の80トン水槽でも始まりました。

サケ親魚の展示



やはり、この迫力の魚体が登場すると水槽展示の雰囲気が一変します。今シーズンは、あまりサケの遡上が芳しくないような予報も出ていますが、千歳川の遡上は今のところ、まずまず前年並みというところでしょうか。

公式ホームページで例年通り、水車でのサケ捕獲数をご報告していますので、そちらもどうぞご覧ください。

posted by チトセアメ at 07:00| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年09月09日

またもやリスとシカ

今年は本当にエゾリスとエゾシカに良く会いましたが、今日も散歩中に出会いました。

クルミ食べるエゾリス



木の上で、クルミを食べているエゾリスです。ちょうど今の時期、クルミの実がたくさん落ちているので、食べ物には困らないことでしょう。

クルミ食べるエゾリス


大きさから見てどうも子どものようでしたが、同じ場所に3匹一緒にいて、賑やかに“カリカリカリカリ”音を立てて食べていました。


少し歩くと今度は林の中にエゾシカ、シカもどうやら親子のようです。

エゾシカ親子


お母さんジカに甘えてる子ジカが1頭と思って見ていたら、周りからもガサガサと音がして、出てくる出てくる。どうも千歳川で水飲みでもして、崖を登ってきたようです。

エゾシカ親子


オレンジの矢印の先が子ジカで、赤いの矢印が母ジカのようですが、でも本当に全部兄弟?少し体が大きい子もいるようなので、年子?も混ざっているのでしょうか。ちょっとすると、母ジカが堂々と道路を渡りはじめ、その後を子ジカたちが付いて向かいの林の中に消えていきました。

道路を渡るエゾシカ親子



帰りがけ、かわいい鳥たちを目にしました。サケぶろ初登場だと思いますが、メジロです。

メジロ


その名の通り、白いアイリングが特徴で、黄色い体が結構目立っていました。私は千歳川沿いではあまり出会う機会が無く、出会えても小さくてすばしっこいので、写真にはなかなか撮れませんでした。でも今日は群れで木に集まっていて、何とか撮影できました。

メジロ



久しぶりの散歩でしたが、川沿いはすっかり秋の様相に変わっていました。また時々、秋の千歳川沿いの生き物たちも、ご紹介したいと思います。



ラベル:ほ乳類 野鳥
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月22日

水色のアマガエル登場

受付カウンター横の小さな水槽に、ちょっと変わったカエルがお目見えしました。

水色のアマガエル


こちら、水色のアマガエルです。
黄緑色のアマガエルは、水辺の生き物コーナーでもお馴染みですが、水色のアマガエルは以前、鷹栖町で見つかったものをお譲りいただいて以来の展示となりました。


水色のアマガエル


今回のこの子も、お客様からお譲りいただいたものです。
今は、生きた昆虫をエサにやっているので、その補食シーンを時々目にすることができます。


じっと狙いを定めて・・・・・

獲物を見つめる



べろんちょっと!

舌を出して獲物をゲット



顔の先に丸く赤っぽく見えている部分が舌です。この時は舌を伸ばすだけでなく、勢いで体ごと獲物に飛びかかって“パクッ”といきました。

獲物を狙っているときは人目を気にせず、こんなちょっとはしたないポーズになることも。

DSCN3440.JPG



水色のアマガエルと一緒に、オタマジャクシから変態して間もないk緑色のアマガエルも展示していますので、見つけて見比べてみて下さい。

ラベル:両生類
posted by チトセアメ at 23:09| 北海道 ☔| Comment(2) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月18日

お腹すいたよ〜 (^o^)

サケふるの事務所でよく聞かれる“PinkBoASTAR”さんのつぶやきではありません。
館内の生き物たちには、しょっちゅうお腹を空かしている食欲旺盛なのがたくさんいます。


襲われる!?


ピースサインの女の子の、ギョ(魚)ッとした視線の先には、口をまーるく開けて今にも襲いかからんばかりの、お腹を空かしたコイたちの姿。といっても、もちろん本当に人を襲おうとしている訳ではないですね。コイたちのお目当てはこちら。

エサガチャ


そう、人気の“エサガチャ”です。渓流水槽では、1カプセル100円のエサガチャで、来館された皆さんの手でエサをやっていただくことができます。そのため人が近づくと「エサくれ〜っ」と、とりあえず寄ってくるんです。お客様が少なく、あまりエサがあたらない日などはご覧の通り。

集まりすぎ


端から見ると、ちょっとすごい光景になっています。ちなみに、エサガチャの数には制限がありますので、品切れの際にはご容赦を。


続いて、最近お腹が空いたときに、なかなかの個性を見せてくれるのがこちらの魚です。

横になるオオウナギ


先日仲間入りしたばかりの“オオウナギ”です。でも、何だか少し姿が変ですね。角度を変えてみるとこんな感じです。

お腹を見せるオオウナギ


おっと、大丈夫か!? 実はこのオオウナギ、お腹が空いてくるとゴロンっと横になったり、お腹を上に向けたりして、やる気のないポーズをとるのです。

最初見たときは、調子を崩したのかと驚きましたが、エサも食べるし食べるとすぐに元に戻ります。その日にやるエサが多いと次に横になるのは3〜5日後くらいなのですが、エサが少ないと翌々日には横になります。こんな風に色々と付き合っていくうちに、どうやらこれが“お腹すいたポーズ”らしいということが分かってきました。

オオウナギのエサには、魚をやっています。指宿では活魚を食べていたとのことでしたので、今の展示水槽にも生きたウグイをエサのつもりで入れてみたのですが一向に食べず、結局死んだ魚をマジックハンドで口元まで持って行って食べさせてやっています。『なんたる過保護!』という声も聞こえてきそうですが、大事なウナギ様なので、仕方なしです。

でも、ただやるのでは迫力に欠けるので、こんなことをしてみました。

水面から口出すオオウナギ


オオウナギの口が、エサの魚に向かって水面から出ているのが分かるでしょうか。そう、このオオウナギの故郷、池田湖の“イッシー”を彷彿とさせる、水面から顔を出しての給餌を練習中なのです。

今では何とか、このくらいまではいけるようになりました。

水面から顔出してエサ食べる


“イッシー”というより“スネークマンショー”?。でも、ご覧になったお客様からは、歓声も上がりますし、一部お子様からは「こわい」の声も。それなりの迫力はあるようです。

いずれは水面からさらに上、水槽からも顔を出してエサを食べるようになったらすごいなと、勝手に目論んでいます。

ちなみにオオウナギのエサは不定期ですが、土・日を中心に15時30分からやることが多いので、気になる方はぜひ見にいらして下さい。それと、間もなくオオウナギさんの名前も発表になると思うので、そちらも楽しみにお待ちください。


ラベル:コイ類 ウナギ類
posted by チトセアメ at 23:59| 北海道 ☔| Comment(0) | サケふるの生き物たち | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月16日

ラスト1日です!


抽選会場


明日8月17日まで、ふるさと館では年間パス会員の方限定のサマープレゼント抽選会を開催中です。サケふるの年間パスをお持ちの方なら、期間中どなたでも1回ご参加いただけます。

景品も、支笏湖温泉の入浴&ランチ券や、市内ホテルのお食事券、図書カードやオリジナルグッズなど色々とご用意しております。もちろん、明日もまだ1等〜3等も残っていますのでご安心ください。

なお、こちらも明日までですが、受付スタッフが皆様を浴衣でお迎えしております。

浴衣



そういえば、市内の小学校の夏休みも明日までですね。
宿題早めに終わらせて、ぜひふるさと館へ遊びにいらして下さい。


posted by チトセアメ at 23:37| 北海道 ☔| Comment(0) | イベントのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月14日

通勤途中じゃないですが

最近、暑さやら天候不順やらで徒歩通勤はサボり気味ですが、でも休みの日や出勤前の時間を利用して、ちょこちょこ歩き回ってはおります。

先日、近所の公園で出会ったのは、今年はなぜかやたらとお目にかかるエゾリスでした。

何か食べてるエゾリス



木の上の方から「カリカリカリカリ」と、何か音がするなと思って見てみると、いました。
しかも、今回もやっぱり何か食べてます。

エゾリス


前に出会ったエゾリスさんは、良く分からないものをかじっていましたが、今回手にしているのはクルミでしょうか。


エゾリスに出会って少し歩くと、今度はこちらに出くわしました。

エゾシカ


エゾシカさんです。町なかすぐ近くの公園でも、今年はウロウロしているところがよく目撃されているようです。メインの林道からちょっと奥まったところにいるので、目の前を通るヒトも気付かずに通り過ぎていきます。

エゾシカに気付かず通り過ぎる


こんな大きな動物でも、林の中でじっとしていられたら、意外にすぐ近くにいても気付かないものなのかもしれません。


さて、最後はこちら。

カイツブリ



郊外にある湖で、カイツブリを見かけました。警戒心の強い鳥ですが、かなり距離があったのと湖の周りにある林の中からのぞいていたため、のんびりと水面を泳いでいました。

しばらく見ていると、近くにもう一羽動きました。

カイツブリ ヒナ


何と、カイツブリのヒナです。どうやらここで子育て中だったようです。
ヒナとはいっても、もうだいぶ育っているようでした。ヒナは親とは全然模様が違って、顔に縞模様が入ったりしています。カイツブリは親でも小さい鳥なのですが、ヒナはさらに小さいです。


親子のツーショットを撮影したかったのですが私はかなわず、後から撮影に行ってくれたタッチャンが撮ってくれた写真を使わせていただきます。

カイツブリの親子



並んではいるものの、親鳥には草がかぶってしまっていますね。でも、あまりしつこいとカイツブリに嫌われそうなので、この辺でよしとしましょう。

今年は卵は産んだものの、ヒナはかえらなかった当館のカイツブリ。
いつか水槽の中でも、親子の仲むつまじい姿を見せて欲しいものです。



posted by チトセアメ at 00:57| 北海道 ☔| Comment(0) | フィールドのこと | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2014年08月03日

来ました! 観察窓サケ第1号

ご報告が少し遅れてしまいましたが、2014年8月2日 8時15分頃、今シーズンの千歳川水中観察室初登場となる、海から戻ったサケの姿が確認できました。


サケ1号


第一発見者は当館のA館長。70cmほどと少し大きめで、うっすらと体のまだら模様(ブナケ)が出始めてはいるものの、まだ銀色が残るきれいなオスでした。

サケ1号



年によっては姿は見えてもすぐにいなくなってしまって撮影ができず、せっかくの情報がなかなか発信できないこともあったのですが、今回は15〜20分ほどは窓の前にとどまってくれる、サービスの良いサケでした。お陰で、写真撮影もばっちりでした。

動画も撮影できましたので、美しい魚体をご覧ください。



しかし、このところの猛暑で、千歳川の水温は20℃を超えています。冷たい水が好きなサケが、この水温の中で川を遡上するのは、さぞ大変なことでしょう。実際、ちょっと呼吸も荒かったように思います。
例年は8月中旬に初登場というのが多いのですが、今回は昨年よりも5日早く、観察記録をつけている19年間の中でも2010年とならび5番目に早い登場でした。どうも猛暑の夏ほど早くサケが登場する傾向があるような気がします。急いで水の冷たい上流へ行きたいからなのでしょうか?

過去の初登場記録につきましては、公式HPでご確認ください。

サケ1号


窓の前から姿を消した後も、しばらくインディアン水車橋の上からはサケの姿が見えていました。
いよいよ秋近し・・・なのでしょうか。
そう思うと、この暑さも少し名残惜しく感じてしまいます。

ラベル:サケ親魚
posted by チトセアメ at 23:55| 北海道 ☔| Comment(0) | 水中観察室 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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